武蔵野市の町名

武蔵野市の町名変遷

本項では、東京都武蔵野市における現行の町名に加え、過去に存在した町名、大字名、小字名を一覧で提示し、明治時代初期からの町名・字名の変遷について詳しく解説します。

武蔵野市の概要

武蔵野市は、1889年（明治22年）に吉祥寺、西窪、関前、境の4つの村と井口新田の飛地が合併して武蔵野村として発足しました。その後、1928年（昭和3年）に町制を施行し、1947年（昭和22年）に市制を施行して現在の武蔵野市となりました。

現行の行政町名

武蔵野市では、1963年から1966年にかけて、住居表示に関する法律に基づき全域で住居表示が実施されました。これに先立ち、1962年（昭和37年）5月には市内全域で町名整理が行われ、現在の13町51丁目からなる新しい町丁が設定されました。住居表示の実施前後で町名の変更はありません。

旧町名

1962年（昭和37年）4月1日の町名整理以前には、町村制施行前の村名を引き継いだ吉祥寺、西窪、関前、境の4つの大字が存在していました。地番は大字単位で付けられており、小字は正式な行政地名とはならず、通称として使用されていました。現行の町丁は、これらの大字を分割して設定されていますが、複数の大字にまたがって設置された町はありません。

町名変遷のポイント

• - 1889年：4村と飛地の合併により武蔵野村が発足。
• - 1928年：武蔵野村が町制を施行。
• - 1947年：武蔵野町が市制を施行し、武蔵野市となる。
• - 1962年：市内全域で町名整理を実施。
• - 1963年～1966年：住居表示に関する法律に基づき住居表示を実施。

まとめ

武蔵野市の町名変遷は、明治時代の村の合併から始まり、町制、市制を経て、住居表示の実施により現在の形に至っています。1962年の町名整理と1960年代の住居表示が、現在の13町51丁目という行政区画を形作る上で重要な役割を果たしました。

参考文献

• - 『角川日本地名大辞典 13.東京都』角川書店、1978年

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