残り火-eternal BED-

DOUBLE 16thシングル「残り火 -eternal BED-」：R&Bシンガーの進化と新たな境地

2007年12月5日、R&BシンガーDOUBLEの16枚目のシングル「残り火-eternal BED-」がリリースされました。CDシングルのみで発売され、全4曲を収録。ミュージックビデオとメイキング映像は、後に発売されるベストアルバム『10 YEARS BEST WE R&B』（コンプリート盤）に収録されています。

このシングルは、DOUBLEの音楽性において大きな転換点となりました。それまでの4thシングル「Shake」以降、一貫してセルフプロデュースを手がけてきたDOUBLEでしたが、「残り火-eternal BED-」では、3rdシングル「BED」以来9年ぶりとなる松尾潔氏をプロデューサーに迎え入れました。作詞は松尾潔氏、作曲は松尾潔氏とJin Nakamura氏という、EXILEの大ヒット曲「Lovers Again」を生み出した強力なタッグが担当。DOUBLEはボーカルに専念し、新たなサウンドに挑戦しています。プロデュース依頼のきっかけは、TAKAKO（DOUBLE）が松尾潔氏とJin Nakamura氏の楽曲を気に入ったことでした。

楽曲の世界観は、ミュージックビデオにも反映されています。相手役にはファッションモデルの中村悠斗氏が起用され、歌詞にはアメリカの著名なR&Bシンガー、ベイビーフェイスの名前が登場するなど、聴く者の想像力を掻き立てる演出がなされています。

カップリング曲には、4thアルバム『Reflex』に収録されていた「Winter Love Song」のオーケストラバージョン「Winter Love Song -Sweet Suite-」が収録。原曲とは異なる、壮大で美しいアレンジが魅力です。

ジャケット写真は、2007年12月12日に発売された写真集「月刊 DOUBLE」で撮影されたものを使用。シングルと写真集の連動企画として、ファンにとって特別な一枚となっています。

そして特筆すべきは、このシングルがラジオ局で記録的なオンエア回数を達成したことでしょう。全国のラジオ局のオンエア回数を調査するプランテック社のWEEKLY AIRPLAY CHARTによると、「残り火-eternal BED-」は12月12日付でオンエア500回を超え、前週35位から一気に首位を獲得しました。さらに、12月3日から12月9日までの1週間のオンエア回数は524回に達し、それまでの最多記録である桑田佳祐氏の「明日晴れるかな」(460回)を大きく上回り、史上最多記録を更新。調査史上初の500回越えという快挙を成し遂げました。

この「残り火-eternal BED-」は、プロデューサー陣の才能とDOUBLEの表現力の融合、そしてラジオ各局からの圧倒的な支持という、複数の要素が奇跡的に重なった、記念碑的なシングルと言えるでしょう。これまでとは異なるアプローチで新たな魅力を開花させ、リスナーの心を掴んだ、DOUBLEの進化の過程を垣間見ることができる作品です。

【収録曲】

残り火-eternal BED-
Winter Love Song -Sweet Suite-
残り火-eternal BED- (D.O.I. Mix)
残り火-eternal BED- (Less Vocal)

【外部リンク】

公式作品ページ（例として記載。実際のURLは省略）
公式壁紙 (各種解像度)

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