毎日新聞テレビ夕刊

毎日新聞テレビ夕刊の概要

『毎日新聞テレビ夕刊』は、1965年1月17日から2015年3月29日までの間、毎日放送（MBS）で放送されていた関西地域のローカルニュース番組です。日曜日の夕方に放送され、視聴者に重要な情報を提供していました。この番組は「MBSテレビ夕刊」とも呼ばれ、毎日新聞大阪本社との共同制作によるものでした。

番組の歴史

初期の放送（1965年-1974年）

番組は1965年に「毎日新聞夕刊ニュース」としてスタートし、その後「毎日新聞夕刊ワイドニュース」に改題されたものの、同年10月から現在のタイトルになりました。この番組は、毎日新聞が日曜夕刊を廃止したことを受けて、MBSが主なニュースをテレビで放送することを決定した結果生まれました。

当初は毎日新聞の協力を得て、全国ニュースを含む内容で放送されました。キャスターは、毎日新聞の記者が担当し、主に大阪本社の解説委員が出演しました。レポートコーナーも設けられ、地域の情報を深く掘り下げて伝える充実した内容が特徴でした。

番組の変遷（1975年-2015年）

1975年4月からはTBS系列に移行し、近畿地方と徳島県の地域ニュースに特化した内容に変更されました。この際、放送時間は10分に短縮されましたが、初期には本格的なミニ特集を含む形で好評を得ていました。2006年以降はストレートニュースと天気予報のみの構成になり、特集コーナーが大幅に減少しました。

番組の最後の放送は2015年3月29日で、その後は『Nスタ』のローカルパートに改められました。これにより、関西でのニュース提供の形が移行し、市民生活に密着した情報発信を続ける役割は継承されました。

放送時間と出演者

『毎日新聞テレビ夕刊』の放送時間は、番組開始時から数回の変更がありました。1965年に始まり、最初は16:15からの放送でしたが、音楽番組や他のニュース番組との兼ね合いで、放送時間が変わっていきました。最終的には2011年10月から2015年3月29日までは17:45から17:54までの9分間に短縮されました。

アナウンサーに関しては、2012年10月から隔週で担当が変更され、主に上田崇順、大吉洋平がメインキャスターとして知られました。そのほか、長年にわたって番組に出演したキャスターも多く、毎日新聞大阪本社の編集局次長であった渡辺善一郎が初代キャスターに就任したことも特筆すべき点です。

オープニングとエンディング

初期のオープニングは、当日の関西圏の話題を映した映像を使いながら、生放送で「毎日新聞 テレビ夕刊」というタイトルを紹介する形式でした。1980年代中期からはコンピュータグラフィックを使用したタイトルが用いられ、視覚的に印象に残るものとなりました。

エンディングでは、最後にキャスターが「提供は、毎日新聞でした」とのコメントを録音した声で伝え、視聴者に感謝の意を示していました。

まとめ

『毎日新聞テレビ夕刊』は、関西ローカルのニュース番組として地域の重要な情報源であり続けました。多様な報道内容や地域密着の姿勢が評価され、長年にわたって関西の視聴者に愛されてきた番組です。その歴史を通じて、地元のニュースはもちろん、全国に広がる話題を伝える役割を果たしてきました。

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