毎熊晟矢

毎熊晟矢選手のプロフィールと経歴

毎熊晟矢（まいくま せいや）は、1997年10月16日生まれのプロサッカー選手であり、長崎県出身ですが、大分県で生まれました。現在、オランダのエールディヴィジに所属するAZアルクマールでプレーし、ディフェンダーやミッドフィールダーとして活躍しています。特に右サイドバックや右サイドミッドフィールダーでのプレーに定評があります。また、日本代表としても選出され、国際舞台での戦いにも挑んでいます。

サッカーキャリアの始まり

毎熊選手のサッカーは幼少期から始まりました。大分トリニータサッカースクールに入学し、毎日のように練習に通いました。小学校入学以降、両親の故郷である長崎県へ移り住み、黒髪フットボールクラブジュニア、JFCレインボー長崎、大久保誠氏が指導するFOOTBALL CLUB BRISTOL U15等、様々なクラブで経験を積んできました。

東福岡高校への進学後には1、2年生の間は出場機会がなかったものの、3年生ではインターハイと選手権の高校二冠を達成しました。高校を卒業した後は進路に迷い、プロからのオファーがなかったこともあり桃山学院大学に入学します。大学時代には、選手としての思考が「自分が点を決めて、チームを勝たせる」へと変化し、サッカーに対する自己犠牲的な考え方を乗り越えて成長していきました。

V・ファーレン長崎時代

2020年には地元のクラブ、V・ファーレン長崎への入団が決まりました。プロデビューを果たしたのは2020年2月の栃木SC戦で、そこで初めての試合に出場しました。シーズン中にはFC琉球戦にてプロ初ゴールを記録し、キャリアにおける新たな一歩を踏み出しました。2年間の在籍時には、全公式戦での得点試合は無敗を誇りました。特に右サイドバックでの起用に対してプレッシャーを感じながらも、コーチからの激励に勇気づけられ、再びFWとしての気持ちを持ち続けることができました。

セレッソ大阪への移籍

2022年からはJ1のセレッソ大阪に完全移籍し、そこで新たな挑戦が始まりました。右サイドバックに松田陸選手が居たため、右サイドハーフとして起用されることに。数ヶ月後、5月には月間MVPを受賞し、シーズンを通じて素晴らしいパフォーマンスを披露しました。2023年にはリーグカップ戦で自身の攻撃的な能力も示し、新しいポジションでスタメンに定着。その結果、J1優秀選手賞とベストイレブンに選ばれるという快挙も達成しました。

海外移籍と日本代表

2024年6月にはAZアルクマールへの完全移籍が決まり、さらに経験を積む場所を得ることになりました。そして日本代表には2023年9月に初選出され、トルコとの親善試合でデビューしました。代表選手としての成績も追い風となり、AFCアジアカップ2023にも招集されるなど、国際大会での経験を積んでいます。

人物とサッカー観

毎熊選手は大分県で生まれ、長崎で育ちましたが、彼のサッカーへの情熱は並々ならぬものがあります。サイドバックとしてのスタイルは特にレジェンド香川真司氏に高く評価されており、攻守両面において信頼を寄せられています。自身の成長に対する意識や考え方も明確で、プレッシャーに対しても前向きに対処しています。彼の生い立ちや選手としての成長過程は、多くの若い選手にも刺激を与えることでしょう。

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