民間都市開発推進機構

一般財団法人民間都市開発推進機構（MINTO機構）

一般財団法人民間都市開発推進機構、通称MINTO機構は、民間都市開発を進めるために国土交通大臣に認定された特別措置法に基づく組織です。この機構は、1987年10月に設立された財団法人を起源とし、2013年に一般財団法人へと移行しました。

機構の概要

MINTO機構は、主に都市開発に関連する政策の実施と金融支援を担う機関であり、公共資金を用いた融資の取り扱いを行っています。特に、昭和63年からは政府保有のNTT株の売却益を元にした無利子融資の提供を開始し、その後も様々な事業を展開してきました。2020年度末時点では、累計で1438件、合計18,932億円の金融支援を行った実績があります。また、都市研究センターも併設し、都市開発に関する研究や調査を実施しています。

主な業務内容

MINTO機構は、以下の業務を中心に、民間都市開発の支援を行っています。

• - 共同型都市再構築業務（融資）：2012年度から実施。
• - まちづくりファンド支援業務（助成）：2017年度から、クラウドファンディングを活用した形で実施。
• - メザニン支援業務（融資）：2011年度から。
• - まち再生出資業務：2005年度から、出資や社債取得を通じて推進。
• - まちなか公共空間等活用支援業務（融資）：2020年度から開始。

過去には、1987年度から2010年度にかけて実施されていた参加業務や、2005年度から2016年度にかけての住民参加型まちづくりファンド支援業務などもあり、時代に応じた多様なサポートを行ってきました。

支援実績の事例

MINTO機構は、実際にいくつかの重要なプロジェクトにおいて金融支援を行ってきました。具体的には、

• - 虎ノ門ヒルズ（東京都）：メザニン支援業務による支援。
• - 東京スカイツリー（東京都）：まち再生出資業務での資金提供。
• - なんばパークス（大阪市）：土地取得・譲渡業務での支援。
• - グランフロント大阪（大阪市）：出資・社債取得業務を通じた支援。
• - ミント神戸（神戸市）：土地取得・譲渡業務の実施。
• - Fビレッジ（北海道北広島市）：運営企業への出資を行いました。

これらのプロジェクトは、地域経済の活性化や都市の魅力向上に寄与していることが実証されています。

結論

自らの活動を通じて、MINTO機構は民間による都市開発を支援する重要な役割を果たしており、今後も地域発展に向けた取り組みを続けていくことが期待されます。

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