水の資料館 (岐阜市)

水の資料館について

水の資料館（みずのしりょうかん）は、岐阜県岐阜市に位置し、市民が水道についての関心を高め、理解を深めることを目的とした展示施設です。この資料館は2002年（平成14年）4月にオープンし、岐阜市が運営しています。水道に関するさまざまな情報が展示されており、訪れる人々に対して重要な水資源についての知識を提供しています。

歴史と背景

岐阜市が上水道の供給を始めたのは1930年（昭和5年）のことで、当時、鏡岩水源地内にこの資料館の建物が建設されました。1970年前後（昭和40年代）までは、実際に給水用のエンジン室として利用されていました。この歴史的建物は、長良川の石を積み上げて作られており、その独特な造りが特徴とされています。また、隣には水の体験学習館（旧ポンプ室）があり、両方の施設は2001年（平成13年）8月28日付で国の登録有形文化財として登録されています。

施設の概要

水の資料館には、岐阜市の水道の歴史を振り返るコーナーがあります。ここでは、市の上水道に関する成り立ちや進化の過程を知ることができ、訪問者に水道の重要性を説きます。また、水源地施設に使用されているポンプや流量計などの機器類を展示するコーナーもあり、目で見て学ぶことができます。さらに、鏡岩配水池に関する案内や、その施設の模型も展示されており、具体的なイメージを持つことができるよう配慮されています。

開館情報

• - 開館時間: 9:30〜16:00
• - 休館日: 毎週月曜日および年末年始（12月29日〜1月3日）。ただし、月曜日が祝日の場合、その翌日が休館となります（年末年始を除く）。
• - 入場料: 無料

アクセス

岐阜市内からのアクセスは、岐阜バスを利用し、「長良橋」で下車後、東に向かって約500メートルほど徒歩で移動します。

このように、水の資料館は岐阜市の水道に関する貴重な資源であり、市民や観光客が訪れることで、地域の水文化に対する理解を深める手助けとなっています。さらに、隣接する水の体験学習館とも合わせて訪問することで、より一層の学びを得ることができるでしょう。

関連項目

• - 水の体験学習館
• - 水の資料館 （同名の資料館）
• - 岐阜県の登録有形文化財一覧

水の重要性が高まる現代、こうした施設を訪れることは、私たちの生活に欠かせない水を見つめ直す機会となります。

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