水乃ゆり

水乃 ゆり（みずの ゆり）

水乃ゆりは宝塚歌劇団星組に所属する娘役で、彼女の輝かしいキャリアは観客を魅了しています。東京都葛飾区出身、私立愛国高等学校を経て宝塚音楽学校に入学したのは2014年で、この道を歩む決意をした彼女の原点は、小学生の時に観た「ベルサイユのばら」にあります。その美しい衣装に憧れ、彼女は音楽学校の受験を決意しました。

2016年、彼女は宝塚音楽学校を卒業し、宝塚歌劇団に102期生として入団しました。成績は29番という優秀さで、星組に配属され、同年の星組公演「こうもり」「THE ENTERTAINER!」で初舞台を踏みました。この舞台で彼女の演技が初めて観客に披露され、その後星組での活動が始まります。

彼女のキャリアの中で、2019年には「あかねさす紫の花」において新人公演の初ヒロインとして大きな評価を受け、次第に彼女の存在感は高まっていきます。彼女は数々の舞台で重要な役を演じ続け、特に2022年の「ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜」ではカティア役を務めました。この作品は彼女の演技力をさらに発揮する舞台として、観客から好評を得ました。

今後の彼女のスケジュールには、2024年の退団公演「記憶にございません!/Tiara Azul」が含まれており、舞空瞳の退団公演となるこのイベントは東京公演の千秋楽が予定されています。舞台を通じて築いた多くの思い出と共に、2024年12月に宝塚歌劇団を退団することが発表されています。彼女の活動は、ここで一旦の区切りを迎えますが、ファンにとっては忘れがたい存在であり続けることでしょう。

彼女の魅力は、華やかさはもちろん、真剣に舞台に取り組む姿勢にもあります。舞台上での彼女の表現や存在感は、観客に感動を与え、その舞台は記憶に残ります。水乃ゆりはダンスや歌唱力も兼ね備えた多才な舞台女優として、これからも多くの人々に愛されることでしょう。彼女の歩みはまだまだこれからであり、今後の活動にも期待が寄せられています。

もう一度検索