水井妃佐子

水井 妃佐子のプロフィールと競技人生

水井妃佐子（みずい ひさこ）は、1972年3月29日生まれの日本の元バドミントン選手です。奈良県大和高田市に生まれ育ち、姉妹で活動しているバドミントン選手の妹が水井泰子ということでも知られています。彼女の競技人生は多くの素晴らしい成果に彩られています。

学生時代

水井は、四條畷学園高等学校に在学中の1989年に、全国高等学校総合体育大会女子シングルスで優勝を果たします。この大会では、当時強豪校所属の宮村愛子（後にアトランタ五輪日本代表）を破り、見事な成績を収めました。この成功が彼女のキャリアにおける大きな第一歩となったのです。

その後、彼女は四條畷学園女子短期大学に進学し、1990年には全日本総合バドミントン選手権大会で初優勝。短大を卒業した1992年には、フジチュー（後のMMGアローズ）に入社して本格的に競技者としての道を歩み始めます。

オリンピックとその後

水井は1992年バルセロナオリンピックに出場し、女子シングルスとダブルスに挑戦しました。シングルスではベスト16、ダブルスでは鴻原春美と組み、同じくベスト16に進出しました。これに続く1993年からは、全日本総合選手権で女子シングルス3連覇を達成し、彼女の時代を築いていきます。

特に1994年の広島アジア大会においては、当時の世界女王スシ・スサンティを準決勝で破り、決勝進出を果たしましたが、そこで方銖賢に敗れ、銀メダル獲得に留まりました。さらに1996年のアトランタオリンピックでも女子シングルスでベスト16に進出しました。こうした成績は、彼女の才能と努力の証です。

引退後の生活

1996年11月には現役を引退した水井は、元NTT東京（現在のNTT東日本）に所属していた渡邉清一と結婚し、女児をもうけましたが、2009年に離婚し、故郷である大和高田市に戻りました。その後、大和高田市商工会議所で働く一方で、2010年にはヨネックスに転籍し、バドミントンアドバイザーとして後進の指導にも着手しました。特に、自身のジュニアチームを立ち上げ、若い選手たちの育成に注力しています。

現在の活動

水井妃佐子は、競技者としての経験を活かし、バドミントン教室の講師としても活動しています。また、彼女の娘であるひらりさんは、バドミントン日本代表B代表選手として、競技に励んでいます。

彼女は、過去の成功だけでなく、未来を見据えた指導者としても輝きを放ち続けており、バドミントン界への貢献を続けています。

もう一度検索