水曜どうでしょうの企画 (2003年以降)

水曜どうでしょうの新作企画（2003年以降）

2003年以降の『水曜どうでしょう』は、北海道テレビ放送（HTB）制作のバラエティ深夜番組として新たな展開を迎えました。レギュラー放送が終了した後も、新しい企画が続々と登場し、ファンの期待を裏切ることなく、多様な内容が展開されています。

企画の特徴と放送の流れ

レギュラー放送が2002年9月の「原付ベトナム縦断」をもって終了し、翌2003年にはDVDの宣伝特番として短編が2本放送されました。その後、2004年からは本格的な復活作品が登場し、毎年1本のペースで新作が提供されてきました。2006年までの期間は特にペースが安定していましたが、それ以降はディレクター陣の気分に依存したスタイルに移行していきました。

この変化に伴い、大泉洋はレギュラー放送の再開を熱望していますが、ディレクター陣は「他にやりたいことがたくさんある」との理由から再開に至っていません。一方で、新作に関しては旅をメインとした内容が多く、特に「北海道で家、建てます」は珍しく旅企画とは異なる道内ロケとして制作されています。

各新作の概要

6年間の事件簿!今語る!あの日!あの時!

2003年1月15日に放送されたこの作品は、過去6年間の印象的なシーンを振り返る総集編です。特に「サイコロ3」のヘリ事件や、苦情が寄せられたドイツ・テント事件など、視聴者の記憶に残る出来事が語られました。

プチ復活!思い出のロケ地を訪ねる小さな旅

2003年5月21日に放送されたこの企画では、当時の扮装が話題に。北海道から大分までの旅を通じて、思い出の場所を訪問しました。無理矢理なスケジュールに振り回されつつも、旅情感満載のロケが展開されます。

ジャングル・リベンジ

2004年に放送されたこの企画では、再びマレーシアへ向かい、ジャングル探検をメインテーマとしました。特に大泉が騙され、サッカー観戦のための旅行だと情報を与えられた点が非常に面白い仕掛けとなっていました。

激闘!西表島

2005年から始まったこの企画では、大泉が自身の望みを叶え、牛追い祭りを想定した旅がスタート。予想に反する内容にドッキリが効いた形で結末を迎えました。

日本列島制覇とその後

2011年には「原付日本列島制覇」が放送され、これが北海道内での新作放送の再開につながりました。また、2019年には「水曜どうでしょうの家を建てる企画」が登場し、これが良好な評価を受けることとなりました。

最も新しい企画である「懐かしの西表島」においては、過去のシーンを振り返る形での再訪が実現しましたが、台風の影響でスケジュールが狂ったことも話題となりました。これらの新作はすべてHTBでの放送日の基準で、各企画のタイトルもDVD版を基にした正式なものを使用しています。

最後に

こうした各企画を通じて、単なるバラエティ番組を超えて、ファンとの絆を深める試みが続けられているのが『水曜どうでしょう』の魅力です。今後も新たな挑戦と笑いを提供し続けてほしいと願うばかりです。

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