水曜ロードショー (日本テレビ)

『水曜ロードショー』の概要

『水曜ロードショー』は、1972年4月5日から1985年9月25日まで、日本テレビ系列で放送された映画番組です。毎週水曜日の21:00から22:54の枠で、映画を放送することが特徴でした。

放送期間と時間変更

放送開始当初は21:30からの90分番組でしたが、1974年4月からは東芝ファミリーホール特ダネ登場!?が移動したことで、放送時間が21:00からの120分に延長されました。実際の放送時間は徐々に短縮されていきましたが、多くの視聴者に支持されました。

映画解説者のニーズ

初回放送から半年後の1972年10月4日からは、映画評論家の水野晴郎が解説者として参加し、彼の「映画って本当（ほんっとう）にいいもんですね！」という締めくくりのセリフは番組のトレードマークとなりました。水野は1983年に一時降板しましたが、その後も1985年に復帰し続けました。

番組の進行

番組は、オープニング映像の後にCMが入り、水野によるその日の映画の解説が続きます。この後に映画本編が始まり、終了後には再度水野が解説を行うという流れが基礎として確立されていました。また、水曜特別ロードショーと題した特番も放送され、特定のテーマに基づいた映画が紹介されることもありました。

映画の取り扱い

『水曜ロードショー』では、日本テレビ製作のヒット作や、亡くなった名優への追悼特集などが取り上げられました。例えば、1982年には『八甲田山』を特別に放送し、通常よりも長い放送時間で提供され人気を博しました。映画以外にも、ドラマスペシャルが放送されたこともあり、視聴者に多角的なエンターテイメントを提供しました。

番組終了とその後

1985年9月25日に『水曜ロードショー』は終了し、翌月からは『金曜ロードショー』として放送が続けられています。この新しい番組タイトルも多くのファンを魅了しています。

ネット局と視聴率

番組は多くの地域で放送され、ビデオリサーチが提供するデータにより高視聴率を獲得しました。当時の人気映画を楽しむための重要なプラットフォームとして、視聴者から愛され続けました。

タレント声優

また、特定の映画ではタレントが吹き替えを行い、視聴者に新たな体験を提供しました。山口百恵や三浦友和などが参加し、これにより作品の印象がより魅力的に仕上げられた例もあります。

『水曜ロードショー』は日本のテレビ文化において重要な役割を果たし、多くの視聴者に映画の楽しみ方を伝えました。

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