水木亮

水木亮

水木亮（みずき りょう、1942年 - ）は、日本の作家であり、独自の視点を持つ在野の民俗学者です。本名は望月弘美。

生い立ちと学歴

水木亮は、戦時中に日本領だった現在の北朝鮮で生まれ、終戦後に山梨県へ移り住みました。早稲田大学を卒業後、同大学院文学研究科修士課程を修了しています。

教師として、作家として

大学院修了後、水木亮は山梨県に戻り、国語科教諭として教壇に立ちました。教職に就く傍ら、創作活動にも精力的に取り組みました。

文学賞受賞

1975年、水木亮は「いつか俺達のブルースを」で集英社主催の第8回『小説ジュニア』青春小説新人賞の最終選考に残りました。入選は逃したものの、『小説ジュニア』1975年8月号に掲載されています。1977年の第10回同賞でも「青春ブルース」が最終選考に残りましたが、落選しています。その後、1999年に「祝祭」で織田作之助賞、2006年に「お見合いツアー」で農民文学賞、2007年に「海老フライ」で労働者文学賞を受賞しています。

演劇活動

水木亮は高校の演劇部指導をきっかけに、劇団「COMEDY OF YESTERDAY」を主宰し、演劇の世界でも才能を発揮しています。

著書一覧

翼のない海（檸檬社、1980年）
清里に春の雪降る（山梨ふるさと文庫、1985年　グリーン・ロマンス）
うすべにのやみいとしの落花 水木亮戯曲集（門土社総合出版、1991年　戯曲・第四紀sometime）
山梨の民俗芸能（勉誠出版、2000年）
美しい朝の国 朝鮮の山を緑に・浅川巧 水木亮戯曲集（カモミール社、2001年）
雪乃丞くんへの手紙 エッセイ集（山梨ふるさと文庫 2002年　シリーズ山梨の文芸）
祝祭（山梨日日新聞社、2006年）
老い焚く妖の記（窓社、2012年）

編著

艶笑唄 地方に残る生と性の労働歌（編著 窓社、2010年）
「コメディ・オブ・イエスタディ」の二五年（編著 山梨ふるさと文庫、2010年 シリーズ山梨の文芸）

外部リンク

* 劇団 COMEDY OF YESTERDAY 主宰・脚本「水木亮」 - ウェイバックマシン（2015年5月11日アーカイブ分）

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