MIZUのデビューシングル「水色」は、
2020年2月14日に配信限定でリリースされた、彼らの代表曲の一つです。
この
楽曲は、MIZUがゆず公式YouTubeチャンネルで
2020年1月25日から毎週土曜日に行っていたアニメーション動画を用いたライブ配信で、初回配信から披露されていました。その人気から、2月8日の3回目の配信にて、配信シングルとしてリリースされることが発表されました。
楽曲の歌詞には、「みんな夏が来るって浮かれるけれど」「ゆっくり ゆっくり 蛇口をひねる」など、ゆずの代表曲「
夏色」を彷彿とさせるフレーズが散りばめられています。このことから、ゆずの
楽曲からの影響を感じさせる部分も特徴として挙げられます。
ライブ配信では、アコースティックギターとタンバリンを使ったシンプルな弾き語りスタイルで演奏されていましたが、配信シングルとしてリリースされた音源では、アレンジが一新されています。エレキギターのリフから始まる、よりアグレッシブでバンドサウンド色が強い演奏に生まれ変わったのです。
この新たなアレンジには、
UNISON SQUARE GARDENや
XIIXでも活躍する
斎藤宏介氏が参加しています。彼は「すいとうさん」名義でレコーディングに参加し、
楽曲に力強いサウンドと深みを与えています。
ミュージックビデオも、全編アニメーションで制作されています。MIZUのメンバーに加え、「すいとうさん」と、MIZUのファン1号というキャラクターであるFUNFUNが登場する、賑やかで楽しい映像となっています。
楽曲の
作詞・作曲はジンジンが担当しており、MIZUの音楽性の核となる部分を作り上げています。後にリリースされたMIZUのデビューミニ
アルバムにも収録されており、彼らの代表曲として、幅広いリスナーに親しまれています。
「水色」は、MIZUの音楽的才能と、配信という新しい音楽発表の形、そして豪華なコラボレーションによって生み出された、記憶に残る一曲と言えるでしょう。アコースティックバージョンとバンドバージョンの聴き比べも、この
楽曲の楽しみ方の一つです。シンプルながらも奥深い歌詞と、アレンジによって変化するサウンドは、聴くたびに新たな魅力を発見できるでしょう。デビュー曲にして、MIZUというアーティスト像を鮮やかに印象づける、重要な一曲として高く評価されています。