永井孝典 (プロ雀士)

永井 孝典のプロ雀士としての活動

永井孝典（ながいこうすけ）は、1986年8月10日生まれの競技麻雀選手です。彼は最高位戦日本プロ麻雀協会の関西本部に所属し、麻雀界の一翼を担っています。愛知県の田原市出身の永井は、高校時代にテニス部の仲間と麻雀を始めたことが、彼の競技麻雀への道を開くきっかけとなりました。

大学を卒業した後、一般企業に就職しましたが、麻雀の戦略を深く探求する面白さに気付きました。2019年には、最高位戦日本プロ麻雀協会に応募し、プロテストを受験。見事にプロ雀士としての道を切り開きました。

新人王戦と成長

プロデビュー後、永井は第45期新人王戦に参加しました。そこで準決勝B卓をトップで通過したものの、決勝では惜しくも3位に終わりました。しかし、その後の活動を経て、次第に実力をつけていきます。

2024年には、MリーグチームのEX風林火山が主催する新たな選考大会『IKUSA2024』で優勝を果たし、二代目SSP（スペシャル・スパーリング・パートナー）となります。この経験が彼のキャリアに大きな転機をもたらしました。

2025年にはEX風林火山のドラフト会議において、IKUSA勝者としてオーディションに出場しました。この大会では、準決勝初日にやや厳しい結果を逆転し、決勝に進出します。決勝では初代SSPの一井慎也、BEAST Xオーディション勝者の下石戟、元Mリーガーの魚谷侑未と対戦しました。初戦こそラス（最下位）を引いたものの、2戦目と3戦目で連勝し、見事にオーディションの勝者となり、EX風林火山からの指名を獲得しました。

プロ雀士としての個性

永井の特徴として、彼の明るい人柄があります。彼は同じく最高位戦に所属するMリーガーの鈴木優からは、同じ高校の5年先輩にあたることもあり、強い絆を持っています。また、彼は本業として化学プラントの設計を担当しており、麻雀だけでなく幅広い知識を持ち合わせています。

彼のSNSでは、やかんを持った写真をアイコンとして使用していることから、「やかん」という愛称で親しまれています。多数の全国タイトル戦やアマチュアとの対局にも積極的に参加し、その明るい性格と豊富な人脈から、交友関係も非常に広がっています。特に、彼が「永井軍団」と呼ぶ仲間たちとの絆は深く、同じく雀士の竹内元太などと頻繁に交流しています。

結論

プロ雀士としての道を歩み始めた永井孝典は、数々の挑戦を通じてその実力を磨き、重要な大会での成功を収めてきました。彼の明るい性格と広い交友と共に、今後の麻雀界における彼の活躍が期待されます。

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