永利友喜

永利友喜（ながとし ともき、1923年6月24日 - 2018年2月23日）は、日本の政治家であり、東京都小金井市長を2期務めました。

生い立ちと経歴

1923年、東京府（現在の東京都）に生まれた永利は、日本大学法学部を卒業後、日本国有鉄道（国鉄）に入社しました。その後、日本社会党東京都本部執行委員として政治活動に携わるようになります。

1960年代には小金井市議会議員に当選し、2期務めました。この間、市議として地方政治の経験を積みました。1971年、永利は小金井市長選挙に立候補し、初当選を果たしました。

小金井市長としての活動

永利市長は、革新的な市政を推進しました。その代表的な政策として、ごみやし尿の収集を行う多摩清掃公社の直営化があります。これにより、市の責任でより効率的な廃棄物処理体制を構築しました。

また、学校をはじめとする30の市施設に、各々3人の準職員を配置しました。これにより、市全体のサービス向上を図り、市民生活の質の向上に貢献しました。これは当時としては画期的な取り組みであり、注目を集めました。

永利は2期8年間の市長在任中、市民生活に密着した課題解決に尽力しました。1979年、後任の星野平壽（当時、市建設部長）に市長の座を譲り、退任しました。

その後

2018年2月23日、永利友喜は94歳で亡くなりました。

参考文献

歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。

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