永徳 (俳優)

永徳（えいとく）

永徳（本名：大岩永徳、1978年1月16日生まれ）は、千葉県八千代市出身の日本の俳優、スーツアクター、スタントマンです。彼はジャパンアクションエンタープライズに所属しており、長年のキャリアを持ち、特撮や舞台を中心に多くの作品で才能を発揮しています。

略歴・人物

永徳は八千代松陰高等学校を卒業後、器械体操部に所属し、その後キックボクシングジムでトレーニングを受けました。彼は2002年に、後楽園ゆうえんちで行われた『忍風戦隊ハリケンジャーショー』に怪人テッコツメーバ役で出演し、俳優デビューを果たします。翌年には『爆竜戦隊アバレンジャーショー』に出演しましたが、腰の怪我のため約1年で降板しました。しかし、この期間中に彼は戦闘員役や先輩アクターのサポートを務め、スーツアクターとしての技術を磨いていきます。

2004年には『仮面ライダー剣』でのピーコックアンデッド役をはじめ、本格的にスーツアクターとしての活動をスタートしました。その後、特撮番組において重要な役割を果たしながら、多くの人気作品でスーツアクターとして活躍してきました。また、2010年には音楽ユニット「J-MEN」に参加し、シングル「限界Revolution」で歌手デビューも果たしました。

しかしながら、2012年に舞台『TIGER & BUNNY THE LIVE』のリハーサル中に足を負傷し、ドクターストップがかかったことで、しばらく活動を休止することに。その後約1年のリハビリを経て、2013年に復帰を果たしました。

彼の特撮における代表作の一つは『仮面ライダー』シリーズで、特に2番手以降の仮面ライダーや劇場版のゲストライダーとしての役を数多く演じています。2022年放送の『仮面ライダーリバイス』では、仮面ライダージャックリバイスとして1号ライダーを担当し、2023年には『仮面ライダーガッチャード』で再び1号ライダーを演じることになりました。このように、彼は特撮界において欠かせない存在といえます。

エピソード

永徳は高校卒業後、しばらく将来について明確なビジョンを持っていませんでしたが、20歳を過ぎて演技やアクションの道を志すようになりました。俳優養成所を経て、21歳でジャパンアクションエンタープライズに入門し、2年以内にヒーロー役を演じなければ辞めるという目標を持っていました。彼がデカブレイク役を打診された際には、一度は技術不足を理由に断りますが、再び依頼されてその役を受け入れ、成功を収めることができました。

主な出演作品

テレビドラマ

• - 火災調査官・紅蓮次郎2（2003年）
• - 禰宜さんの路線バス日記（2005年）
• - 西遊記（2006年）

スーツアクター活動

• - 仮面ライダーシリーズ（多数出演）
• - スーパー戦隊シリーズ（特捜戦隊デカレンジャーなど）

映画

• - バトル・ロワイアルII 鎮魂歌（2003年）
• - ゴジラ FINAL WARS（2004年）

また、舞台やPVなどにも活躍の場を広げ、アクションを通じて多くのファンに支持されています。趣味はゲームで、オフにはプライベートで楽しんでいるようです。永徳は、アクションの技術だけでなく、多彩な表現力で観客を魅了し続けています。

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