永本聖奈

永本聖奈（ながもと せな）は、2000年7月2日生まれの日本の女子レスリング選手です。三重県出身で、59kg級を主戦場としています。

3歳の頃に四日市ジュニアレスリングクラブでレスリングを始めた永本選手は、小学生時代からその才能を発揮し、全国大会で何度も優勝を飾りました。中学時代には、ジュニアクイーンズカップで2位、全国中学生選手権と全国中学選抜選手権で3位入賞を果たしています。

至学館高校に進学後、2年生の時にジュニアクイーンズカップ カデットの部とJOC杯カデットの部で優勝。しかし、インターハイと世界カデット選手権では惜しくも2位に終わりました。3年生の時には、アジアジュニア選手権で優勝するものの、インターハイは2位、全日本選手権と全日本選抜選手権では3位という結果でした。

2019年に至学館大学に進学すると、全日本学生選手権で優勝を果たしました。しかし、全日本選手権では3位に留まるなど、大学生時代は2位や3位となることが多く、あと一歩のところで頂点に届かない状況が続きました。

2023年、永本選手はアイシンに所属すると、全日本選抜選手権の59㎏級で優勝を果たしました。しかし、世界選手権代表決定プレーオフでは東新住建の南条早映選手に敗れ、代表の座を逃しました。さらに、U-23世界選手権でも決勝でウクライナの選手に1-1の内容差で惜敗し、2位という結果に終わりました。

主な戦績としては、2015年のジュニアクイーンズカップ中学生の部2位、全国中学生選手権3位、全国中学選抜選手権3位を皮切りに、2017年のジュニアクイーンズカップ カデットの部優勝、JOC杯カデットの部優勝、全日本女子オープン選手権（高校生の部）優勝などがあります。また、2018年にはアジアジュニア選手権で優勝。大学生になってからも、2019年の全日本学生選手権優勝、クリッパン女子国際大会優勝などがあります。

近年では、2023年の全日本選抜選手権優勝、U-23世界選手権2位、全日本選手権2位、そして2024年の全日本選抜選手権2位、全日本選手権2位と、数々の大会で上位入賞を果たしています。

永本選手は、ジュニア時代からその実力を発揮し、数々のタイトルを獲得してきました。近年では、あと一歩のところで優勝を逃す場面も多く、悔しさをバネに更なる飛躍を目指しています。

今後の活躍が期待される女子レスリング界のホープの一人です。

主な戦績

2015年 - ジュニアクイーンズカップ 中学生の部 2位（48kg級）
2015年 - 全国中学生選手権 3位（48g級）
2015年 - 全国中学選抜選手権 3位（48g級）
2016年 - JOC杯カデットの部 2位（49kg級）
2017年 - ジュニアクイーンズカップ カデットの部 優勝（56kg級）
2017年 - JOC杯カデットの部 優勝（56kg級）
2017年 - インターハイ 2位（56kg級）
2017年 - 世界カデット選手権 2位（56kg級）
2017年 - 全日本女子オープン選手権（高校生の部） 優勝（56kg級）
2018年 - ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 2位
2018年 - JOC杯ジュニアの部 3位（57kg級）
2018年 - 全日本選抜選手権 3位
2018年 - アジアジュニア選手権 優勝
2018年 - インターハイ 2位（57kg級）
2018年 - 全日本女子オープン選手権（シニアの部）2位
2018年 - 全日本選手権 3位
2019年 - クリッパン女子国際大会 優勝
2019年 - ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 3位
2019年 - 全日本選抜選手権 3位（59kg級）
2019年 - 全日本学生選手権 優勝
2019年 - 東京オリンピックテスト大会 2位
2019年 - 全日本女子オープン選手権（シニアの部）優勝
2019年 - 全日本選手権 3位
2020年 - 全日本選手権 2位
2021年 - 全日本選抜選手権 3位
2021年 - 全日本学生選手権 2位
2021年 - 全日本選手権 3位
2022年 - 全日本選抜選手権 3位
2022年 - 全日本学生選手権 3位
2023年 - ジュニアクイーンズカップ U23の部 優勝（50kg級）
2023年 - 全日本選抜選手権 優勝
2023年 - U-23世界選手権 2位
2023年 - 全日本選手権 2位
2024年 - 全日本選抜選手権 2位
* 2024年 - 全日本選手権 2位

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