永田町発サタデートリビューン

永田町発サタデートリビューンの概要

「永田町発サタデートリビューン」は、2003年10月から2007年9月29日まで文化放送で放送されていたラジオ番組です。メインパーソナリティは自民党衆議院議員の平沢勝栄で、政治や社会の様々な話題を取り上げ、リスナーとともに考える内容となっていました。初回放送直後に衆議院が解散されたため、平沢は第2回から数回にわたり出演を控え、代わりに政治ジャーナリストの角谷浩一がピンチヒッターとして参加しました。アシスタントには元文化放送報道部記者の山本カオリが起用され、彼女は番組全体を通してこの役割を務めました。

放送時間とコーナー

この番組は、時期によって放送時間が変更され、最初の放送は土曜の18時から始まりました。その後、17時15分、6時40分といった時間にも枠を移動しながら、放送を続けました。各放送はおおむね生放送に近い形式で収録されましたが、平沢自身の仕事のために臨時に収録場所を変えることもありました。特に国会議事堂内や病室からの収録も行われていました。

主なコーナーには、リスナーからの便りを紹介する「今週のトリビューン」や、平沢が一分間で解説する「勝栄一分勝負」があり、これらのセクションがリスナー間での親しみを深める役割を果たしていました。また、国際的なニュースやイベントを取り上げる「ワールドトリビューン」もあり、海外の出来事や中継を生中継する取り組みもありました。

スポンサーと番組の終焉

番組のスポンサーは、スタート当初は設けられませんでしたが、その後、ダイナシティや了徳寺学園といった企業が後援に加わりました。2006年以降はスポンサーが変わる中で、最終的にはレダが単独の提供社となり、2007年には最終回を迎えました。

最終回の放送では、翌月から「永田町エクスプレス」という新番組が立ち上がることが発表され、平沢と山本のコンビは引き続き番組を進行しましたが、このエクスプレスも2008年3月で幕を閉じました。その後、後継番組として「下町おやじ診療所」が放送され、引き続き平沢が出演する形でスタートしました。

番組の影響

「永田町発サタデートリビューン」は、政治情報を身近に感じられるようにするための試みが多く、リスナーにとって貴重な情報源としての役割を果たしていました。特に、リスナーからの意見や質問を直接受け付ける企画は、政治家との距離を縮める重要なコミュニケーションの一環として機能しました。この番組は、平沢自身の政治家生活における試行錯誤の場ともなっており、政治とリスナーの架け橋となる存在でした。

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