永田睦子

永田睦子：日本の女子バスケットボール界を彩った名選手

永田睦子（ながた むつこ、1976年9月26日 - ）は、長崎県出身の元女子バスケットボール選手。コートネームは「ミラ」。ポジションはセンターフォワード。

卓越した身体能力と輝かしいキャリア

178cm、73kgという恵まれた体格に加え、リングにぶら下がれるほどの高い運動能力を誇った永田は、純心高校時代からその才能を発揮。長崎県内において長年強豪として君臨していた鶴鳴（現・長崎女子）を打ち破り、全国大会出場に大きく貢献しました。

卒業後、名門シャンソン化粧品に入社。シャンソン黄金時代を支える主力選手として活躍し、チームの10連覇後期に大きく貢献しました。2005-2006年WリーグではMVPを獲得し、その実力を証明。2006-2007年シーズンを最後に現役を引退しました。

日本代表としても、1998年バンコクアジア大会で金メダルを獲得。アトランタ、アテネの五輪2大会に出場するなど、国際舞台でもその存在感を示しました。特に、アトランタ五輪経験者の中では、最も長く現役を続けた選手として知られています（小磯典子は一度引退し復帰）。

引退後もバスケットボール界に貢献

2008年には地元クラブチームに所属し、チャレンジ!おおいた国体に長崎代表として出場。選手としての情熱を燃やし続けました。

引退後は、NHK、スカイ・A sports+、J SPORTSなどでウインターカップ、Wリーグ、国際試合の解説者としても活躍。的確な解説で、バスケットボールの魅力を伝えています。

さらに、2019年4月には紀陽銀行の社会人チームである紀陽銀行ハートビーツのヘッドコーチに就任。2021年2月には高松宮記念杯第3回全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップでチームを日本一に導き、指導者としての手腕を発揮しています。

経歴

純心高校
シャンソン化粧品（1995年〜2007年）

日本代表歴

アトランタ五輪
1998世界選手権
バンコクアジア大会
2002世界選手権
アテネ五輪

関連項目

日本のバスケットボール選手一覧

永田睦子は、選手としてだけでなく、解説者、指導者としても日本のバスケットボール界に貢献し続ける、まさにレジェンドと呼ぶにふさわしい人物です。

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