永遠のFULL MOON

永遠のFULL MOON

「永遠のFULL MOON」は、1979年に山下達郎がリリースした通算5枚目のシングルであり、アルバム『MOONGLOW』からのシングル取り出し作品として注目されています。この楽曲は、山下自身が非常に控えめな印象を持つシングルだと語っています。

背景とリリース

このシングルは、当時山下の担当ディレクターであった小杉理宇造によって設立されたRVC内の独立レーベル“AIR”の第一弾作品として、アルバム『MOONGLOW』と同時にリリースされました。シングルの発売日である1979年10月21日は、山下達郎の音楽キャリアにおける重要な日付となっています。

2002年には、山下が監修したリマスター版のCD『MOONGLOW』が発売され、この中にはライブバージョンの「永遠のFULL MOON」がボーナストラックとして収められています。これにより、ファンは音源の新たな側面を楽しむことができました。

音楽スタイル

「永遠のFULL MOON」の演奏には、上原裕、田中章弘、難波弘之、椎名和夫が参加しており、今聴き返すとマイアミのTKレーベル風のテイストが感じられる仕上がりになっているとされています。山下達郎の音楽が、どのように他のスタイルに影響を受けているのかを知ることができる興味深いポイントです。

ジャケットデザイン

シングルのジャケットは、アルバム『MOONGLOW』と共通の写真が使用されており、裏面には歌詞とアルバムの紹介文が掲載されています。このように、視覚的な要素にも気を配った設計がなされています。

収録内容

「永遠のFULL MOON」には、以下の収録曲が含まれています:

• - SIDE A: 永遠のFULL MOON (4:25)

©1979 FUJIPACIFIC MUSIC INC.

• - SIDE B: FUNKY FLUSHIN'（ファンキー・フラッシン） (5:40)

©1979 FUJIPACIFIC MUSIC INC.

両曲とも、作詞は吉田美奈子が担当し、作編曲を山下達郎が手がけています。このことからも、彼の音楽に対する深い関与と創造力が感じられるでしょう。

結論

「永遠のFULL MOON」は、山下達郎の多才な音楽性を示す一曲であり、聴くたびに新たな発見がある作品です。シングルとしてのリリースだけでなく、アルバムとの関連性や音楽的なスタイルの変遷を考えると、山下達郎の音楽を深く知る一助となるでしょう。

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