永野 (お笑い芸人)

永野（ながの） - ピン芸人の道を歩む

概要

永野（本名：永野 一樹）は1974年9月2日生まれで、宮崎県出身のお笑いタレントです。身長167cm、体重65kg、血液型はAB型です。彼は現在、グレープカンパニーに所属し、妻はバルーン漫談師のカルーア啓子です。個性的な芸風で知られ、長いキャリアを数多くのテレビ番組やライブで培ってきました。

来歴

永野は宮崎日大高校を卒業後、上京して専門学校に入学しますが、すぐに中退しお笑いの道へ進むことを決意しました。彼はオーディションを経てホリプロに加入し、1995年から活動を始めます。その後、彼の芸名は「永野」から「永野おしり」という形に変わったりしましたが、最終的に「永野」に戻りました。

2002年までホリプロに在籍し、その後フリーに転身。フリー時代には「四木ひろし」という別名を使い、五木ひろしの物真似を行うこともありました。しかし、ホリプロでは「あなたの芸風はこの事務所では受け入れられない」と言われ、契約解除を通告されたことが彼の転機となりました。移籍先には、当時売れていなかったフラットファイヴを選び、年下の芸人を先輩と呼ぶことに抵抗感があったと語っています。

2011年、彼はGLAYの楽曲『everKrack』のミュージックビデオに出演し、GLAYからもサプライズでライブに招かれるなど、芸人としての存在感を増していきます。また、2012年に開催された単独ライブでも好評を得ました。

2013年の『日10☆演芸パレード』では、彼の特異なスタイルが話題となり、「気持ち悪い」と評判になる一方、島田洋七からは批判を受けることもありました。彼はこの頃から髪型を一新し、Perfumeの大本彩乃を意識したややシャープなボブスタイルに変えます。この時期から、俳優の斎藤工と深い関係を築くことになります。

最近の活動

永野は2022年ごろからYouTubeや様々なバラエティ番組で独自の視点やトーク力を再評価され、業界内での注目度が増しています。2024年にかけて、「2024年は永野の年になる」と言われるほどの注目を浴びています。また、2024年には新たに数本のレギュラー番組が予定されています。

芸風

永野は「孤高のカルト芸人」と称される通り、シュールで独特なコントを得意としています。ネタの内容は実に多様で、「浜辺で九州を一人で守る人」や「事件の手掛かりとなるディスクを見せびらかして颯爽と立ち去る人」といった独創的なキャラクターが登場します。彼のネタには、テクノミュージックのBGMが多く使用され、視覚的にも面白さを提供しています。

近年では「捧げる歌」というスタイルのネタが多く、観客に向かって激しいダンスを見せながら、一言二言叫ぶ形式が特徴的です。また、歴史的なネタや子供に人気の「クマさん応援大会」なども行い、多岐にわたる演出で観客を楽しませています。

プライベート

彼は2024年8月に、同じくお笑いタレントである妻・カルーア啓子との結婚を公表しました。公表の理由には、インターネット上のデマや個人情報の掲載が関係していることも示唆されています。

永野は映画評論にも情熱を注いでおり、特に「稲村ジェーン」や「狂い咲きサンダーロード」を好んでいるとのこと。彼の活動は今後も多様化していくことが期待されています。

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