江別ラジオ放送所

江別ラジオ放送所について

江別ラジオ放送所は、北海道江別市に所在する、NHK札幌[[放送局]]、北海道放送（HBCラジオ）、STVラジオがそれぞれ個別に設けているAMラジオ放送の基幹送信所です。各局が、それぞれの放送エリアに向けて電波を送信しています。

歴史

NHKは、1978年のAMラジオ周波数一斉変更を機に、現在の場所に移転しました。それ以前は、豊平町月寒や、1957年からは江別市元野幌（現在の大麻北町）の元野幌送信所を使用していました。現在地への移転後、江別市が元野幌の旧送信所一帯の土地を取得し、送信所建屋は江別市郷土資料館文化財整理室として活用されました。周辺敷地は「はやぶさ運動広場」として整備され、少年野球場、テニスコート、ゲートボール場が設けられましたが、老朽化に伴い、2022年に文化財整理室は旧角山小学校校舎へ、少年野球場は都市と農村の交流センターえみくるに移転しました。その後、6,354坪の敷地は民間に売却され、ドーム屋根が特徴的な建屋は2023年に解体されました。

各放送局の概要

NHK札幌[[放送局]]

NHKラジオ第2[[放送]]は、秋田、東京、熊本の各局と並んで、500kWの大出力局となっています。また、NHK第2の設備には、NHK第1の電波を送信できる「R1化」機能が備わっており、出力は90kWです。

北海道放送（HBCラジオ）

HBCラジオは、2010年2月28日までAMステレオ放送を行っていました。AMステレオ放送を実施していたのは本局のみで、ほかの道内中継局は全てモノラル送信でした。

HBCラジオでは、札幌、旭川、函館、室蘭、帯広、北見、釧路の各エリアごとに異なる内容の番組やスポットCMを流す時間帯が設定されています。札幌親局の内容は、radikoやradikoプレミアムでも聴取可能です。また、旭川放送局の内容は、旭川、名寄、留萌、遠別、稚内、網走、北見、遠軽の8局で、函館放送局の内容は、函館、江差、北檜山、室蘭、苫小牧の5局で、帯広放送局の内容は、帯広、釧路、根室の3局で放送されています。

STVラジオ

STVラジオも、2010年3月28日までAMステレオ放送を行っていました。AMステレオ放送を実施していたのは本局のみで、ほかの道内中継局は全てモノラル送信でした。

STVラジオでも、HBCラジオと同様に、各エリアごとに異なる内容の番組やスポットCMを流す時間帯が設定されています。札幌親局の内容は、radikoやradikoプレミアムでも聴取可能です。また、旭川放送局の内容は、旭川、名寄、留萌、遠別、稚内の5局で、函館放送局の内容は、函館、江差、北檜山の3局で、帯広放送局の内容は帯広のみで、北見放送局の内容は網走、北見、遠軽の3局で、釧路放送局の内容は釧路、根室の2局で放送されています。

各局の所在地

NHK札幌[[放送局]]：北海道江別市江別太563・579
北海道放送（HBCラジオ）：北海道江別市篠津846-1
STVラジオ：北海道江別市角山264

室蘭・苫小牧両局も、江別ラジオ放送所と同一周波数（1440kHz）で放送しており、道内ローカル枠では札幌親局の内容を放送しています。

送信設備

各局とも、AMラジオ放送用の送信設備を備えています。NHK第2の設備には、NHK第1を電波を送信できる「R1化」機能が備わっています。出力は90kWです。

放送エリア

NHK札幌[[放送局]]：ラジオ第1放送は北海道西部地区、ラジオ第2放送は北海道全域をカバーしています。
北海道放送（HBCラジオ）：札幌市、小樽市、岩見沢市を中心とした道央圏全域、函館市を中心とした道南圏、旭川市を中心とした道北圏の一部が放送エリアです。
STVラジオ：道央圏、道北圏の一部が放送エリアです。

関連項目

日本の放送送信所一覧
札幌送信所（FMラジオ放送やFM補完中継局についてはこちらを参照）

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