江戸家猫ハッピー

江戸家猫ハッピー（えどや ねこハッピー、1971年7月28日 - ）は、東京都中央区出身のアーティストであり、動物の物真似を得意とするパフォーマー、そしてイラストレーターとしても活動しています。本名は岡田満世です。彼女は、3代目江戸家猫八を父に、江戸家まねき猫を姉に、そして4代目江戸家猫八を異母兄に持つ、芸能一家に生まれました。

高校卒業後、3年間は父である3代目江戸家猫八の付き人を務めました。その期間中、ドラマ『鬼平犯科帳』の撮影現場で、主演を務めた中村吉右衛門から、芸名「猫ハッピー」を授かります。これは、父の芸名である「猫八」と、幸せを意味する「ハッピー」を組み合わせたものです。

1993年3月からは、俳優の緒形拳に師事し、舞台『ゴドーを待ちながら』（2000年、2002年、2003年、Bunkamura）では少年役を演じました。2002年からは、緒形拳の個人事務所でマネージャーも務めていました。

2006年には、「猫満福庵」というショップをオープンし、猫のキャラクター「満吉くん」を展開しています。ショップのロゴは、緒形拳が書いたものです。その後、2017年からはイラストレーターとしての活動を本格化させ、方南ぐみの舞台「伊賀の花嫁」のチラシや、絵本「きぼうのバンブー」、「あおぞら」などの制作を手がけています。2019年には、映画「高津川」で、出演者の似顔絵を担当しました。

著書としては、緒形拳との共著『地球徒歩トボ－「プラネット アース」で見た絶景－』（学習研究社、2007年）があり、写真撮影を担当しています。

江戸家猫ハッピーは、物真似芸の才能だけでなく、イラストレーターとしての才能も開花させ、幅広い分野で活躍しているアーティストと言えるでしょう。彼女のユニークな芸風と、温かみのあるイラストは、多くの人々を魅了しています。

彼女の公式サイトである猫満福庵では、彼女の作品や活動に関する情報を知ることができます。

このように、江戸家猫ハッピーは、伝統的な芸能の家系に生まれながらも、新たな分野に挑戦し続ける、多才なアーティストです。

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