江本奈穂

江本 奈穂（えもと なほ）

江本奈穂は、1985年8月25日生まれの京都府出身の女子ソフトボール選手です。右投右打の投手であり、2008年の北京オリンピックでは日本代表として金メダルを獲得しました。奈穂は2018年に妹の江本侑香と共に韓国に帰化し、韓国代表として国際舞台で活躍しています。さらに、現在は韓国代表のコーチとして選手育成に力を入れています。

経歴

江本は小学4年生のときに、知り合いのお姉さんの誘いでソフトボールを始めました。早くもその才能を開花させ、高校に進学した西山高等学校ではエースピッチャーとして注目を集めます。2002年には全国高校選抜大会に出場し、その年のチームをベスト8に導きました。翌年2003年には全国高校選抜大会で見事に優勝し、さらにインターハイでも3位に輝きます。

2004年3月に西山高等学校を卒業した奈穂は、同年にミキハウスに入団し、新人賞を受賞しました。しかし、2005年にミキハウスが廃部になると、彼女は豊田自動織機に移籍しました。この時期、奈穂は日本リーグにおいてもその実力を示し始めました。

日本代表入りとオリンピック

江本は2007年3月にソフトボール日本代表に初めて選出されました。2008年には北京オリンピックの代表に選ばれ、予選の突破に大きく貢献しました。彼女の活躍は非常に印象的で、その年に紫綬褒章を受章するなど、功績が称賛されました。

2010年には豊田自動織機を退団し、2012年には大鵬薬品に入団しましたが、1年後に廃部となり、ついに引退を決意しました。彼女の選手としてのキャリアは、多くの若い選手たちにとってのお手本となっています。

主な成績と表彰

江本は日本リーグにおいても数々の名誉を受けており、2004年の新人賞を獲得しています。また、高校時代には全国高校選抜大会での優勝、インターハイでの3位という輝かしい成績を持ち、特に2008年の北京オリンピックでは見事に金メダルを手にしました。背番号は、2004年には18、2005年から2010年までは19を着用していました。

人物・エピソード

奈穂はソフトボールの道を辿る中、多くの思い出や仲間に支えられてきました。特に、高校時代にはエースとして4番を務め、勝負の場面で力を発揮しました。彼女の功績は日本国内外を問わず多くの人々に影響を与えています。

現在、奈穂は韓国で女子ソフトボールの指導を行い、次世代の選手たちに自らの経験を伝えています。彼女の取り組みは、今後のソフトボール界においても大きな影響を与えることでしょう。

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