江東区立第四大島小学校

東京都江東区大島六丁目に所在する公立小学校です。この学校が建つ土地は、明治末期には沼地であり、その後、東京ガスの工場が建設されました。しかし、第二次世界大戦中の昭和20年3月の戦災により工場は焼失し、広大な空き地となりました。約2,600平方メートルもの面積を持つこの地を、当時の都内では珍しかった広い敷地を持つ学校として活用し、災害に強いモデル校として計画され、開校に至りました。

施設・環境

現在の主な施設は以下の通りです。

校舎: 鉄筋コンクリート造りの4階建てで、機能的な設計がなされています。
屋上プール: 校舎の屋上に設けられたプールは、子どもたちの水泳指導に利用されています。
屋外体育館: 屋外に設置された体育館は、様々なスポーツ活動や集会に活用されています。
校庭: 約4,600平方メートルの広さを持ち、100メートル直線トラックを備えています。体育の授業や運動会、休み時間の活動に広く利用されています。
教室: 普通教室のほか、理科室、家庭科室、音楽室、メディアルーム、PC室、学習室、多目的ホール、特別支援教室、給食室など、全45室の多様な特別教室を備え、様々な学習ニーズに対応しています。

かつては、敷地内に第四大島幼稚園が併設されていました。

沿革

本校は、昭和33年（1958年）4月1日に開校しました。戦後初の鉄筋コンクリート造りの校舎として注目されました。同年4月6日には第1回入学式が行われ、5月28日を開校記念日と定めました。昭和35年には校歌が制定され、翌36年7月にはプールが完成。昭和39年には屋内体操場が、昭和40年には自然観察園が整備されました。その後も、児童数の増加に伴う校舎の増築（昭和43年）、放送設備の整備（昭和44年）、第四大島幼稚園の開園（昭和45年）、給食室の改築（昭和50年）など、施設の拡充や改修が継続的に行われました。特に、昭和52年から53年にかけては、昇降口棟の解体と新校舎の増築が行われ、現在の校舎の基盤が築かれました。昭和62年からの大規模な校舎新築工事を経て、平成元年（1989年）4月に新校庭が完成、同年6月には新校舎の落成式が挙行されました。平成9年には防災備蓄倉庫が完成。近年では、平成22年にビオトープが整備されるなど、環境教育にも力を入れています。また、平成27年度からはオリンピック・パラリンピック教育推進校に指定されるなど、時代に合わせた教育活動に取り組んでいます。

学校の象徴

校章

校章は、学校のシンボルである桜の花をモチーフに、元気な子どもの姿と「四大」の文字をデザインしたものです。開校当時は5学年までであったことから、花びらが5枚の桜のデザインになったと言われています。また、学校周辺に桜の木が多かったことも由来の一つとされています。

校歌

勝承夫氏が作詞、平井康三郎氏が作曲を手掛けました。

教育目標

以下の3点を教育目標として掲げています。

よく考えて、進んで学習する子
心豊かで、思いやりのある子
心身ともにたくましく、健康な子

児童数および学級数

令和4年5月1日現在、児童数は439名、学級数は15学級です。開校当時は、1年生から5年生までの25学級に1,312名の児童が在籍していました。

主な学校行事

年間を通じて、以下のような様々な学校行事が行われています。

4月: 始業式、入学式、1年生を迎える会、全校遠足
5月: 開校記念日、運動会
7月: 林間学校（5年生）
8月: 日光移動教室（6年生）
10月: 前期終業式、後期始業式、連合運動会（6年生）
11月: 音楽会
3月: 卒業式、修了式

このほかにも、学校公開や保護者会などが定期的に開催されています。

通学区域

大島5丁目の特定番地（6番～10番、34番、35番、45番～47番）および大島6丁目の特定番地（1番2号、3号、6号、3番～30番）が指定されています。

交通アクセス

公共交通機関でのアクセスは良好です。

都営地下鉄新宿線「大島駅」下車、A2出口より徒歩約3分。
都営バス「城東特別支援学校前」バス停下車、徒歩約1分（亀21系統）。
都営バス「大島駅」バス停下車、徒歩約3分（亀24、草24系統）。

学校周辺

学校の周辺には、東京都立城東特別支援学校、江東区立第二大島中学校などの教育施設のほか、江東病院、UR都市機構の団地、都営地下鉄大島駅、城東警察署大島交番、城東消防署大島出張所、中の橋商店街などがあります。

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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