江見町 (岡山県)

江見町（えみちょう）

江見町は、かつて岡山県英田郡に存在した町です。現在の美作市の一部を構成しています。

概要

江見町は、美作市の芦河内、岩辺、江見など17の大字にあたる地域に位置していました。これらの地域は、1889年の江見村発足以前はそれぞれ独立した村でした。

江見という地名は、中世に存在した江見荘に由来します。

沿革

江見町の歴史は、江戸時代初期の村の分立から始まります。

慶長14年 - 大河内村（大川村）が10の村に分村
承応2年 - 日指村が田原村と日指村に分村
明治5年 - 田原村と日指村が合併、峠村と川北村が合併
明治13年 - 田原村が再び田原村と日指村に分村

明治時代に入り、町村合併が進められました。

明治22年 - 町村制施行により、芦河内村、岩辺村など17の村が合併し、江見村が発足
昭和9年 - 江見村が町制を施行し、江見町となる
昭和28年 - 土居町、粟井村、福山村、吉野村と合併し、作東町となる

合併後

江見町は、周辺町村との合併を経て作東町となり、さらに平成の大合併で美作市となりました。旧江見町の地域は、現在も美作市の一部としてその名を残しています。

主要施設

江見小学校
豊野小学校

地名の読み方

江見町を構成していた大字の読み方は以下の通りです。

芦河内（あしごうち）
岩辺（いわなべ）
江見（えみ）
江見吉田（えみよしだ）
大内谷（おおうちだに）
上福原（かみふくはら）
川北（かわきた）
川崎（かわさき）
瀬戸（せと）
田原（たわら）
豊野（とよの）
鯰（なまず）
南海（なんがい）
原（はら）
日指（ひさし）
藤生（ふじゅう）
松脇（まつわき）
山城（やましろ）
吉田（よしだ）

現在の様子

旧江見町の地域は、現在美作市の一部となっています。各地区には郵便番号が割り当てられています。

709-4221 美作市瀬戸
709-4222 美作市岩辺
709-4223 美作市大内谷
709-4224 美作市豊野
709-4225 美作市松脇
709-4226 美作市鯰
709-4227 美作市江見吉田
709-4231 美作市南海
709-4232 美作市芦河内
709-4233 美作市藤生
709-4234 美作市江見
709-4235 美作市原
709-4236 美作市川北
709-4241 美作市日指
709-4242 美作市田原
709-4246 美作市上福原
709-4247 美作市山城

教育

幼稚園：美作市立江見幼稚園
小学校：美作市立江見小学校
中学校：美作市立作東中学校
高等学校：岡山県立江見商業高等学校（廃校）

交通

鉄道：JR姫新線 美作江見駅
道路：中国自動車道 作東IC、国道179号、岡山県道5号など

名所・旧跡・観光スポット

バレンタインパーク作東
武蔵の里ふるさとの森
報恩寺
普門寺
長城寺
* 江見神社

その他

作東町成立時に、大字川崎は江見と改称されました。また、美作市成立に伴い、東粟倉村と共通の吉田は江見吉田と改称されました。

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