江音寺 (徳島県海陽町)

江音寺は、徳島県海部郡海陽町に位置する曹洞宗の寺院です。山号を龍昇山と称し、本尊には阿弥陀如来が祀られています。この寺院は、新四国曼荼羅霊場の86番札所としても知られており、多くの参拝者が訪れます。

歴史

江音寺の歴史は、1523年（大永3年）に遡ります。創建当初は、現在の場所ではなく、海陽町加島に「江月庵」という庵として存在していました。その後、寛永年間（1624年-1644年）に現在の場所に移転し、その際に寺号を「江音寺」と改めました。

古くから地蔵尊を祀る寺として、地域の人々からの信仰を集めてきました。地蔵尊は、仏教において人々を救済する菩薩として知られ、特に子供や旅人の守護神として信仰されています。江音寺においても、その存在は地域の人々にとって心の拠り所となっています。

交通案内

江音寺へのアクセスは、鉄道を利用する場合、最寄りの駅は四国旅客鉄道（JR四国）牟岐線の浅川駅です。浅川駅からは、車で約3分の距離に位置しています。公共交通機関を利用する際は、浅川駅からのタクシーやレンタカーなどの利用が便利です。

新四国曼荼羅霊場における位置

新四国曼荼羅霊場において、江音寺は86番札所として、巡礼者にとって重要な場所です。江音寺の前後の札所は以下の通りです。

85番札所：満徳寺
86番札所：江音寺
* 87番札所：正光寺

これらの札所を巡ることで、四国における仏教文化に触れ、心の安らぎを得ることができます。

江音寺は、その長い歴史と地域住民からの厚い信仰に支えられ、現在も多くの人々に親しまれています。訪れる人々は、静寂な境内で心静かに過ごすことができるでしょう。

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