池上昌和

池上 昌和について

池上昌和（いけがみ まさかず）は、1974年10月6日に東京都世田谷区で生まれました。彼は日本中央競馬会（JRA）の美浦トレーニングセンターで調教師として活躍しています。競馬一家に生まれ育ちながらも、幼少期は競馬とは無縁の環境で育ち、高校生になるまで父である池上昌弘がJRAの騎手であることを知らずに過ごしました。競馬の世界に親しむきっかけは高校卒業後のことでした。

来歴

大学進学後、池上は早稲田大学の理工学部に入学し、初めて乗馬クラブに訪れることで馬との接点を持ち、徐々に競馬に興味を抱くようになりました。1997年に大学を卒業すると、彼は卒業式からわずか3日後にイギリスへ渡り、ケンブリッジの語学学校に入学しました。その後、ニューマーケット近郊の育成厩舎で研修を受け、さらにアメリカに渡ってニール・ドライスデール厩舎でも経験を積みました。合計で3年間の海外研修を経て帰国した池上は、社台ファームでの勤務を開始しました。

2000年4月にはJRA競馬学校の厩務員課程に入学し、同年10月から父の厩舎で厩務員としてのキャリアをスタートさせました。彼は徐々にその経験を活かし、2003年5月には調教助手に転向しました。この時期の努力が彼の調教師としての基礎を築いていきます。

2015年、池上は晴れてJRA調教師免許試験に合格し、同年3月から美浦トレーニングセンターで自らの厩舎を開業しました。この新しい門出が、彼の競馬人生の新たな転機となりました。2022年3月5日、中山10Rで勝利を収めることで、JRA通算100勝を達成。この偉業を達成したことで、彼の名前は競馬ファンの間で広く知られるようになりました。

2023年11月12日には福島記念でホウオウエミーズを管理馬としてみごとに勝利に導き、開業9年目にして初めての重賞制覇を果たしました。この勝利は、彼の調教師としての実力を証明する大きな一歩となりました。

調教師成績 と主な管理馬

池上昌和の調教師としての成績は多くのファンに支持されており、彼の主な管理馬としては2023年の福島記念を制したホウオウエミーズが挙げられます。また、彼の厩舎には上原佑紀（現・調教師）などの優秀なスタッフが在籍しています。

池上昌和は、競馬界での豊富な経験と深い知識を持ち合わせた調教師として、今後もさらなる活躍が期待されています。

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