沖縄県立首里東高等学校

沖縄県立首里東高等学校は、沖縄県那覇市首里石嶺町に位置する公立の高等学校です。1984年に開校し、全日制の普通科を設置しています。大学進学を強く意識した教育活動を展開しており、そのために特進クラスを設けているのが特徴です。

概要

首里東高校は、1984年の開校以来、地域社会に根ざした教育を提供してきました。普通科では、生徒一人ひとりの進路希望に応じた多様な選択科目を設け、きめ細やかな指導を行っています。また、特進クラスでは、難関大学への進学を目指し、高度な学力と応用力を養うためのカリキュラムが組まれています。

沿革

首里東高校の歴史は、1983年12月1日に県立那覇E高等学校開校準備室が開設されたことから始まります。翌1984年1月1日に正式に発足し、同年4月に開校しました。開校当初は、現在の校舎ではなく、プレハブ校舎を使用していました。現在の校舎は、沖縄の学校建築において先駆的な設計がなされており、緑化を意識した構造が特徴的です。

学校配置

首里東高校の敷地は、住宅街の中に位置しているため、特徴的な配置となっています。校舎、体育館・運動場、部室が一般道路で分断されており、校舎と体育館・運動場は歩道橋で繋がっています。これは、当初予定していた校舎建設地が、周辺の交通利便性や環境への配慮から変更されたためです。

当初、現在開邦高等学校が建つ窪地に校舎建設が予定されていましたが、周辺の墓地、清掃工場、廃棄物処理場などの事情を考慮し、現在の場所（旧県立聾学校跡地）に変更されました。そのため、開校当初は校舎建築が間に合わず、現在の首里高校グラウンドの一角にプレハブ校舎を建てて開校せざるを得ませんでした。

現在の校舎は、沖縄における学校建築史において、高層建築物における緑化の面で先駆的な取り組みを行っています。ベランダ部分や階段踊り場部分に植物が植えられるように工夫された空間が設けられ、生徒や教職員の心を和ませる緑豊かな環境が作られています。

関連項目

沖縄県高等学校一覧

外部リンク

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