沖縄県道34号宜野湾西原線

沖縄県道34号宜野湾西原線

沖縄県道34号宜野湾西原線は、宜野湾市大謝名から中頭郡西原町内間を結ぶ全長約9.4kmの主要地方道です。この道路は、地域の重要な交通網として機能しており、多くの住民や訪問者にとって不可欠なルートとなっています。

概要

県道34号線は、宜野湾市と西原町という二つの主要な自治体を結び、その区間は以下の通りです。

起点: 宜野湾市大謝名（国道58号 大謝名交差点）
終点: 中頭郡西原町字内間（国道329号 内間交差点）
総延長: 9.4km
実延長: 8.63km

この道路は、宜野湾市から西原町へと続く道であり、途中で様々な主要道路や施設と交差します。通過する主な自治体は、宜野湾市と中頭郡西原町です。

交差する路線

県道34号線は、以下の主要道路と交差しています。

国道58号（起点）
沖縄県道251号那覇宜野湾線（宜野湾市大謝名）
沖縄県道241号宜野湾南風原線（宜野湾市真栄原交差点）
国道330号（宜野湾市我如古交差点）
沖縄自動車道（西原町森川・通過のみ）
沖縄県道29号那覇北中城線（西原町上原交差点-現道、西原町棚原-旧道）
国道329号（終点）
国道331号（終点・国道329号と重複）

これらの交差点は、地域交通の要所であり、周辺地域へのアクセスを円滑にしています。

主要施設

沿線には、以下の主要な施設があります。

宜野湾市民図書館（宜野湾市我如古）
独立行政法人国立病院機構沖縄病院（同）
交通裁判所（同）
琉球大学（西原町千原・中城村南上原）
医学部附属病院（西原町上原）

これらの施設は、地域住民の生活や医療、教育にとって重要な役割を果たしています。

路線バス

県道34号線は、多くの路線バスが運行しており、地域住民の主要な移動手段となっています。特に、大謝名 - 我如古間は那覇バスターミナルからの路線が頻繁に運行されており、沖縄市やうるま市方面へのアクセスが便利です。しかし、我如古以東は125番のバスが1日1本のみ運行しており、上原より東へはバス路線がありません。

宜野湾市大謝名 - 我如古間を通る主な路線

24番・那覇大謝名線（琉球バス交通）
27番・屋慶名（大謝名）線（沖縄バス）
52番・与勝線（沖縄バス）
61番・前原線（沖縄バス）
80番・与那城線（沖縄バス）
92番・那覇〜イオンモール線（沖縄バス）
227番・屋慶名おもろまち線（沖縄バス）

宜野湾市大謝名 - 真栄原間を通る主な路線

110番・長田具志川線（琉球バス交通）

宜野湾市真栄原 - 我如古間を通る主な路線

21番・新都心具志川線（琉球バス交通）
25番・那覇普天間線（那覇バス）
88番・宜野湾線（琉球バス交通）
90番・知花（バイパス）線（琉球バス交通）
125番・普天間空港線（那覇バス）　中城経由は我如古 - 西原町上原間も通る
190番・知花空港線（琉球バス交通）

歴史

県道34号線の歴史は、1953年に琉球政府道として指定されたことに始まります。当初は宜野湾村（現宜野湾市）大謝名 - 真栄原間と、同村我如古 - 西原村（現西原町）棚原間が別々の路線として存在しました。1965年には、我如古 - 棚原間が34号線に編入され、宜野湾市大謝名 - 西原村棚原となりました。

1972年の沖縄返還に伴い、琉球政府道34号線は県道34号線となりました。大謝名 - 真栄原間は比較的早くから整備されていましたが、我如古以東は琉球大学が現在地に移転するまで道路状況が良くありませんでした。その後、新たなルートで整備が進み、終点も内間に変更されました。1985年には、路線名が「宜野湾西原線」に変更されました。

1990年代には、国道330号のバイパスが完成し、旧道が県道に降格され、県道34号線の一部となりました。1994年には、西原町上原 - 内間が開通しましたが、この区間は高低差が大きく、急勾配となっています。

関連項目

沖縄県の県道一覧

外部リンク

県道34号宜野湾西原線 - ウェイバックマシン (2019年3月30日アーカイブ分)
沖縄県中部土木事務所

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