河原さぶ

河原さぶについて

河原さぶ（かわはら さぶ）は1945年11月10日生まれの日本の俳優及びタレントで、広島県呉市にルーツを持ちます。彼はデビュー当初、「河原裕昌」という芸名で活躍し、その後1982年に現在の名前へと改名しました。彼はホリプロ・ブッキング・エージェンシーに所属し、現在も映画・テレビドラマの分野で活動を続けています。

幼少期からの経歴

河原は呉市立五番町小学校に通った後、父親の転勤で東京に移り、板橋区立上板橋第二小学校と中学校を経て、広島市に引っ越しました。広島市立国泰寺中学校及び広島県広島国泰寺高等学校を卒業。その後、1965年に東映演技研修所に入所し、そこでの2年間の練習を経て、大部屋俳優として活動を始めました。しかし、スターへの道を切望し、東映本社に直談判し、結局クビになってしまいます。

その後、無所属の時期に森崎東監督から声をかけられ、1970年に映画『高校さすらい派』でデビューを果たしました。森崎の勧めで劇団雲附属の演劇研究所に入所し、後に劇団欅に参加します。1975年には劇団を離れ、演劇集団 円の設立にも関わり、約10年過ごしました。この期間に、テレビドラマでの悪役や日活ロマンポルノに出演するものの、生活の厳しさから、舞台からテレビや映画の世界にシフトしていきました。

映画とテレビでのキャリア

河原は、1988年に『母娘監禁　牝』での演技により第9回ヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞しました。彼は近年では、バラエティ番組にも頻繁に出演し、例えば『いい旅・夢気分』や『踊る!さんま御殿!!』などでその姿を見ることができます。また、テレビドラマ『顔』ではオダギリジョーとの共演も果たしました。

音楽活動としては、アニメ『ガンバの冒険』の主題歌「ガンバのうた」を河原裕昌名義で歌ったことでも知られています。この楽曲は、彼が六本木でギターを弾いていた際に声をかけられたことがきっかけで制作されました。

最近の活動と地域貢献

2011年には腹膜炎を患ったことがきっかけで故郷に戻り、2013年からは広島県の観光プロモーション「おしい！広島県」に関わるなど、地域貢献にも力を入れています。自身の持ちネタである自虐的な表現を使いながら、「おいしい！広島県」という立場をとり、県の魅力を広める役割を担ってきました。

彼の印象

河原さぶは、様々な役に挑戦し続ける一方、バラエティ番組などでもそのユーモアを発揮しており、観衆を楽しませる才能がある俳優です。長いキャリアを積んできた彼の経験は、今の若手俳優にも多くの影響を与えていることでしょう。今後も、彼の活動から目が離せません。

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