河合二湖

河合二湖

河合二湖（かわい にこ、女性、1977年 - ）は、日本の児童文学作家。

経歴

山口県防府市で生まれ、現在は東京都に在住。
慶應義塾大学文学部西洋史学専攻を卒業後、公共図書館や大学図書館に勤務。
その後、執筆活動に専念。
2008年、『バターサンドの夜、人魚の町で』で第49回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。
受賞作は後に『バターサンドの夜』と改題。
俳人・歌人の堀田季何は母方の従兄にあたるが、実際に会った回数は少ないとのこと。

作品

『バターサンドの夜』（講談社） 2009年
『深海魚チルドレン』（講談社） 2011年
『向かい風に髪なびかせて』（講談社） 2015年
『金魚たちの放課後』（小学館、創作児童読物） 2016年
『海岸文庫ちどり通信 はなれの管理人』（角川文庫） 2019年

アンソロジー収録作

「ガラスの風船」（講談社、『YA! アンソロジー 卒業』） 2012年に掲載
「いつか、目覚める日」（講談社、『YA! アンソロジー 告白』） 2012年に掲載
「はざま野図書館」（偕成社、『迷宮ヶ丘 一丁目 窓辺の少年』） 2013年に掲載
「ころがる玉のその先」（偕成社、『迷宮ヶ丘 二丁目 友だちだよね?』） 2014年に掲載
「星降る夜を待ちながら」（静山社、『ねがいごと』） 2018年に掲載

短編

「三月ウサギを追いかけて」（光村図書出版、「飛ぶ教室」第24号（2011年冬）に掲載）
「メイプル」（日本児童文学者協会、「日本児童文学」2011年3 - 4月号に掲載）
「最後のサーカス」（光村図書出版、「飛ぶ教室」第26号（2011年夏）に掲載）
「雨とアザラシ」（「鬼ヶ島通信」50＋10号（2012年冬）に掲載）
「たそがれカレー」（光村図書出版、「飛ぶ教室」第51号（2017年秋）に掲載）

外部リンク

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河合二湖の作品は、子供たちの日常や心の機微を丁寧に描き出し、読者に優しく語りかけるような作風が特徴です。
彼女の作品を通じて、子供たちは自分自身と向き合い、成長していく喜びや困難を共有することができます。
また、大人の読者にとっても、忘れかけていた子供の頃の気持ちを思い起こさせ、温かい気持ちにさせてくれるでしょう。
今後の活躍が期待される作家の一人です。

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