河添香織

河添 香織: 日本の競歩を牽引する選手

河添香織（かわぞえ かおり）は、1995年9月30日に生まれた自衛官であり、日本の女子競歩選手です。京都府綴喜郡田辺町に育ち、現在は京田辺市に住んでいます。彼女は立命館大学を卒業後、自衛隊体育学校に入隊し、2023年4月現在では3等陸尉として任務を遂行しながら、競技にも励んでいます。

学生時代の競歩のスタート

河添は学生時代に競歩を始めました。京田辺市立大住中学校、立命館宇治高等学校と、教育機関での練習と大会出場を重ね、特に高校時代には目覚ましい成果を収めました。2013年にはインターハイ女子5,000m競歩で、22分45秒28という大会新記録を打ち立て見事に優勝を果たしました。この勝利は彼女の将来の競技人生に大きな自信となり、その後の活動に影響を与えました。

大学と自衛隊での成長

大学では立命館大学政策科学部に進学し、さらなる実力を養います。競歩においては特に2016年と2017年に日本インカレで20km競歩で2年連続して2位という優秀な成績を収め、全国屈指の選手の一人として名を馳せました。2018年には自衛隊に入隊し、自衛隊体育学校に所属。ここでのトレーニングが、競技力向上に寄与しています。

スポーツキャリアとオリンピック出場

彼女の競技キャリアの中で特に注目すべき成果は、2019年2月の日本選手権女子20kmで自己ベストの1時間31分10秒を記録したことです。また、同年10月の全日本競歩高畠大会でも優勝し、彼女の名声はさらに高まりました。

2021年3月21日には全日本競歩能美大会女子20kmで再び優勝を飾り、7月には東京オリンピックの代表内定を得たことで多くの期待が寄せられました。しかし、オリンピック本番の2021年8月6日には、女子20km競歩で1時間39分31秒のタイムで40位という結果でした。

近年の成績

2022年には日本選手権女子20kmで準優勝し、同年4月17日には日本選手権35kmに初出場し、2時間54分25秒で再び準優勝を果たしました。競技への情熱は衰えることがなく、2023年9月23日の第71回全日本実業団対抗陸上選手権大会では、女子10000mで48分26秒31での優勝を果たしました。

まとめ

河添香織は、競歩選手としてのキャリアを自衛隊での経験を通じてさらに磨いてきた選手です。彼女の努力と成果は、多くの若いアスリートにとっての励みとなり、今後の活躍が期待される選手です。今後も彼女の成績に注目が集まることでしょう。

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