油山観光道路

油山観光道路について

油山観光道路（あぶらやまかんこうどうろ）は、福岡県福岡市中央区の六本松四丁目から、城南区の片江山展望台へと伸びる延長約6.9キロメートルの道路です。この道路は、1994年に行われたユニバーシアード福岡大会を記念して福岡市が正式に付けた愛称であることからも、その重要性が伺えます。以前から愛称は存在していたものの、正式に制定されたのは大会の開催以降です。

路線の構成

油山観光道路に沿った主要な区間は、六本松西交差点を起点とし、さまざまな市道や県道と接続しています。具体的には、以下のようなルートが含まれます：

• - 六本松西交差点から下堤交差点間：市道大濠東油山線
• - 六本松四丁目南交差点から梅光園三丁目交差点：市道博多駅鳥飼線
• - 下堤交差点から油山団地東口交差点間：福岡県道557号東油山唐人線
• - 油山団地東口交差点から東油山間：市道東油山西山田線
• - 東油山から片江山展望台まで：市道片江山展望台1号線

道路の特徴

南北方向に延びる油山観光道路は、六本松から油山団地まではほぼ平坦の直線道路が続きます。しかし、城南区に入ると次第に道幅が狭くなり、山道へと変化していきます。このため、終点の片江山展望台では行き止まりになり、訪れる人々に鮮やかな自然景観を楽しむ機会を提供しています。

六本松から油山団地まではカーブがほとんどなく、交通量も多いため市街地ではスムーズに移動できます。一方、城南区に入った後は道が狭まり、特に油山方面に向かう南行き車線は1車線となり夕方のラッシュアワーには渋滞が発生しやすい傾向があります。

公共交通と周辺施設

公共交通機関については、六本松と油山団地の間を西鉄バスが運行しています。これによって、沿道地域の交通手段が提供されており、多くの市民が利用しています。また、この道路の約1.5キロメートル西側には城南学園通りが並行しており、その地下には地下鉄七隈線が通っています。

油山観光道路の沿道には、さまざまな市街地施設があります。中央区内には九州大学六本松キャンパス跡地、福岡市立友泉中学校、イオンスタイル笹丘などがあり、城南区にも城南市民プールや福岡市立博多工業高等学校、油山観音正覚寺など、地域の生活を支える多くの施設が存在します。

結論

油山観光道路は、アクティブなレクリエーションを求める人々にとって魅力的な道であり、福岡市内の観光名所へとスムーズにアクセスできる貴重な交通路です。この道路を利用して、ぜひ油山の美しい景観を心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。

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