泉ちどり

泉ちどり（いずみ ちどり）

昭和の歌謡界を彩った演歌歌手、泉ちどりさん。本名、中山淑子（なかやま よしこ）として1947年6月5日に生まれ、2021年1月24日に惜しまれつつその生涯を閉じました。彼女の歌声は、多くの人々の心に深く刻まれています。

生い立ちとデビュー

東京都杉並区で育った泉ちどりさんは、幼少の頃から芸能の世界に足を踏み入れました。小学校2年生の時に東宝芸能学校児童科に入学し、早くから才能を開花させます。藤村女子高等学校を卒業後、作曲家・野崎眞一氏に師事し、本格的に音楽の道を志しました。

1969年、泉ちどりさんは「緋ざくら仁義」でデビュー。その後は、任侠路線と呼ばれる、義理人情をテーマにした楽曲や、「浪花節だよ人生は」の競作などで人気を博しました。彼女の歌声は、力強く、そしてどこか哀愁を帯びており、多くの人々の心を捉えました。

多彩な才能

泉ちどりさんは、歌唱力だけでなく、日本舞踊や剣道にも長けていました。これらの特技は、彼女の舞台パフォーマンスに深みを与え、観客を魅了しました。

晩年と死

2021年1月24日17時15分、泉ちどりさんは肝臓がんのため、東京都内の病院で逝去されました。73歳でした。彼女の死は、歌謡界に大きな悲しみをもたらしました。

主な楽曲

泉ちどりさんの代表的な楽曲には、以下のようなものがあります。

お吉物語
夫婦あかり
他人町
おんな坂 - 神奈川県を舞台にした楽曲で、「大船」や「横浜」などの地名が登場します。
黒潮度胸船
おんな傘
ふたり舟
幸福いちもんめ
浮雲日記
おんな舟
運命橋
浜酒場

テレビ出演

泉ちどりさんは、テレビドラマにも出演しています。

特別機動捜査隊 第476話「奇妙な男と女」（1970年、NET）

泉ちどりさんの歌は、今も多くの人々に愛され続けています。彼女の歌声は、時代を超えて、私たちの心に響き続けるでしょう。

参考情報

徳間ジャパンの紹介ページ

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