泉佐野市消防本部

泉佐野市消防本部について

泉佐野市消防本部（いずみさのししょうぼうほんぶ）は、大阪府泉佐野市に位置していた消防機関です。この消防本部は、泉佐野市及び泉南郡田尻町、さらに泉南市の一部（関西国際空港南）の区域を管轄していました。特に田尻町と泉南市は泉佐野市に常備消防への業務を委託しており、地域の安全を大いに支えました。2013年4月からは、泉州南消防組合に統合されたため、本部としての役割は終了しました。

概要

泉佐野市消防本部は、以下のような規模と機能を持っていました。

• - 所在地: 泉佐野市りんくう往来北1-20
• - 管轄面積: 約59.99km²
• - 人員構成: 職員は154人が配置され、実働を支えました。
• - 消防署の数: 消防署2カ所、分署1カ所、出張所が3カ所に設置され、地域要件に応じた迅速な対応が行われました。

主な消防設備

2007年4月1日現在の主な消防機器は以下の通りです。

• - 普通消防ポンプ自動車: 3台
• - 水槽付消防ポンプ自動車: 3台
• - はしご付消防自動車: 2台
• - 化学消防自動車: 2台
• - 泡原液搬送車: 1台
• - 救急自動車: 7台
• - 救助工作車: 1台
• - 水難救助車: 2台
• - 指揮車: 1台
• - 広報車: 4台

この多様な設備により、泉佐野市の消防本部は様々な緊急事態に対応できる体制を整えていました。

沿革

泉佐野市消防本部の歴史は1945年に遡ります。当初は官設消防として開設された佐野特別消防出張所が根本でした。ここから次第に自治体消防としての体制を整え、以下のような重要な発展がありました。

• - 1946年: 佐野特別消防出張所が佐野消防署に昇格。
• - 1948年: 自治体消防として佐野町消防本部・佐野町消防署が設置され、その後泉佐野市消防本部に改称。
• - 1964年: 救急業務を開始し、医療活動も広がりを見せました。
• - 1992年: 田尻町及び泉南市の消防業務を開始。これにより、管轄区域が拡大しました。
• - 2013年: 泉州南消防組合に統合され、泉佐野市消防本部としての役割が終了しました。

組織構成

泉佐野市消防本部は以下のような組織体制で運営されていました。

• - 本部: 総務課、予防課、警備課が設けられ、地域の防災対策を総合的に実施しました。

参考情報

• - 日本の消防統計
• - 泉佐野市消防本部の公式ウェブサイトなどが、詳細な情報を提供しています。

このようにして、泉佐野市消防本部は地域住民の安全を確保するため様々な活動をしてきました。助け合いの精神と壮大な歴史を持つこの消防組織は、その役割を果たす中で地域社会に大きな影響を与えていると言えるでしょう。

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