法政大学スポーツ研究センター

法政大学スポーツ研究センターについて

法政大学スポーツ研究センターは、1976年に設立された法政大学の付属研究機関です。このセンターは、保健体育を専門とする教員が、正課体育の枠を超えて、体育、スポーツ、健康に関する広範な調査と研究を行うことを目的としています。

概要

センターの設立当初は「法政大学体育研究センター」という名称でしたが、2002年に「体育・スポーツ研究センター」へ、そして2013年に現在の「スポーツ研究センター」へと改称されました。運営は、各学部教授会から選出された保健体育専任教員を中心に、保健体育担当理事や保健体育部長などが加わった運営委員会によって行われています。

また、市ヶ谷、多摩、小金井の各キャンパスにはトレーニングルームが設置されており、実技指導の研究を行うと共に、学部生、大学院生、教職員に対するトレーニング指導も実施しています。

センターの主要な活動は、法政大学の学生、大学院生、教職員の健康維持と増進を支援することです。設立当時、文部科学省の統計では高校生や大学生の体力・運動能力の低下が指摘されており、公害問題などの社会情勢も重なり、ストレスが社会問題化していました。このような背景から、センターは正課・課外体育における実技指導者の養成も重要な事業として位置づけています。これは、スポーツで国際レベルに到達した優れた能力を持つ人材の中から、指導者としての資質と熱意を持つ人材を育成し、将来のスポーツ科学分野のリーダーへと育成することを目的としています。

その他にも、研究紀要の発行、スポーツに関する公開講座の実施、スポーツ科学・体力向上に関する調査研究、特別クラスの体育実技授業、行政・NPOや企業との連携、地域社会のスポーツ振興など、多岐にわたる活動を展開しています。

沿革

1975年（昭和50年）：市ヶ谷キャンパスに市ヶ谷総合体育館が竣工。
1976年（昭和51年）：法政大学体育研究センターが創設（現在のスポーツ研究センター）。
1977年（昭和52年）：工学部トレーニング場が開設。
1978年（昭和53年）：『法政大学体育研究センター紀要』が創刊。
1984年（昭和59年）：第一回公開講座「ウエイトコントロール」が開催。
1985年（昭和60年）：多摩総合体育館トレーニング場が開設。
1992年（平成4年）：専任トレーナー制が廃止。

刊行物

センターでは、以下の紀要を発行しています。

法政大学スポーツ研究センター紀要（2014年～）
法政大学体育・スポーツ研究センター紀要（2003年～2013年）
法政大学体育研究センター紀要（1978年～2002年）

所在地

〒194-0298
東京都町田市相原町4342（法政大学多摩キャンパス内 総合体育館）

参考文献

法政大学戦後五○年史編纂委員会『法政大学と戦後五○年』法政大学、2004年

外部リンク

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