法政大学比較経済研究所

法政大学比較経済研究所について

法政大学比較経済研究所（Hosei University. Institute of Comparative Economic Studies, 略称: ICES）は、1984年に設立された法政大学の附置研究所です。主要先進国や東・東南アジア地域の経済について、国際比較の視点を取り入れた研究を行っています。

設立の背景と研究活動

研究所は、国際的な視点からの経済研究の必要性が高まる中で設立されました。研究はプロジェクト方式で進められ、専任の研究員が中心となって、特定のテーマについて2～3年で調査研究を完了させる方式を採用しています。研究員は経済学部の教員だけでなく、他学部や他大学からも参加を募り、多様な専門知識や視点を取り入れています。

研究所の活動は、国内外で高く評価されています。主な活動として、様々な規模のプロジェクト研究、研究成果の出版、国際シンポジウムなどの国際研究交流、工場実態調査、国際機関や国内研究機関との連携による資料収集などが挙げられます。これらの活動を通じて、経済学分野における研究活動の活性化を促進し、多くのアカデミックな研究者に影響を与えてきました。

国際的な研究拠点としての役割

特に、国際経済ジャーナルとしての地位を確立している英文ジャーナル「Journal of International Economic Studies」の刊行は、研究所の国際的な評価を高める上で重要な役割を果たしています。また、フランスやハンガリーの教育機関との共同研究などを通じて、比較経済分野における国際共同研究の拠点としての地位を確立しています。

沿革

1984年（昭和59年）: 法政大学比較経済研究所設立、「Journal of International Economic Studies」創刊
1985年（昭和60年）: 多摩キャンパスへ移転
1987年（昭和62年）: 「比較経済研究所シリーズ」刊行開始
1989年（平成元年）: 国際シンポジウム「東アジア経済のダイナミックスと相互依存」開催
1999年（平成11年）: 国際共同研究「アジアによる金融ビックバン」
2000年（平成12年）: プロヴァンス大学（フランス）共催、日仏共同シンポジウム「自由時間、余暇、遊び」、ブダペスト経済大学（ハンガリー）共催「ヨーロッパの東方拡大と日本経済進出の影響」

主な刊行物

Journal of International Economic Studies
比較経済研究所シリーズ
* ワーキングペーパー

所在地

〒194-0298 東京都町田市相原町4342（法政大学多摩キャンパス 図書館・研究所棟（3号館）5階）

まとめ

法政大学比較経済研究所は、国際的な視点を取り入れた経済研究を推進し、国内外から高い評価を得ている研究機関です。国際共同研究の拠点としての役割も担い、経済学分野の発展に貢献しています。

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