波乃りん

波乃 りん（なみの りん）

波乃りんは、1978年9月23日生まれの日本の声優および舞台女優で、神奈川県藤沢市出身です。現在はケンユウオフィスに所属しており、声優としても舞台女優としても多彩な活躍を見せています。彼女は、旧芸名として橘凜（たちばな りん）を用いていました。

略歴

幼少期、波乃は婦人警官や獣医といった職業に憧れを抱きながら成長しました。しかし、声優の道に進むきっかけとなったのは、子ども時代に体験したミュージカルや演劇でした。彼女は舞台上での役者の表現力に惹かれ、次第に「声で表現する」ことに興味を持つようになりました。これを契機に、声優の道へ進む決意を固めました。彼女は、よこざわけい子声優・ナレータースクールの6期生として学び、早くからその才能を発揮しました。

かつてはゆーりんプロに所属していましたが、2011年8月31日に退所し、その後の6年半はフリーとして活動しました。2018年2月1日、再び事務所に所属することになり、芸名も「波乃りん」と改め、独自のスタイルで活動を続けています。

人物

波乃の特技には手笛や日本舞踊があり、趣味としては読書や着物での外出を楽しんでいます。彼女が好きな言葉は「粋」であり、その座右の銘は「苦あれば楽あり」とのことです。この言葉には、人生の辛と楽のバランスを大切にする彼女の哲学が表れています。

出演歴

波乃りんは、多くのテレビアニメや映画、吹き替え作品での出演歴があります。代表的なテレビアニメとしては、2005年に放送された『プレイボール』のアナウンス役や、『神曲奏界ポリフォニカ』での少年時代のフォロン役などがあります。また、2019年に放送された『どろろ』では母親役を演じました。さらに、人気アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』においてはのどかの母役を務めたことも話題になりました。

映画やドラマの吹き替えにも多数出演しており、特に『愛を読むひと』でのローゼ・マーター役や、『ヴェロニカ・マーズ』のジャッキー・クック役が知られています。また、アニメだけでなく、映画『ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生』や『ビバリーヒルズ・チワワ』、さらには多くの洋画の吹き替えに携わり、役幅の広さを示しました。

舞台でもその才能を発揮しており、多数の作品に出演しています。『三国志艶物語』や『カルメン』、さらには『マクベスの妻とよばれた女』など、さまざまな役柄に挑戦し、観客を魅了しています。

波乃りんの独自の表現力と幅広い活動は、多くのファンに支持され続けています。彼女の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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