泰日協会学校

泰日協会学校（バンコク日本人学校）

泰日協会学校（THAI JAPANESE ASSOCIATION SCHOOL）は、タイのバンコクにある日本人学校です。1936年に設立された盤谷日本尋常小学校を母体として、2009年にはシラチャ校が開校しました。現在は小学部と中学部が存在し、国際的な教育を重視しています。

概要

学校は、約3000名以上の学生と数十名の教職員を擁し、広大なキャンパスで学びます。教育は、母国語での学習を基盤に、異文化理解や情報技術の教育も行われています。特に、中学部では国際理解教育を推進し、JICAやJBICとの連携によるプログラムも豊富です。

学校の歴史は長く、1956年に在タイ日本国大使館内で「日本語講習会」が設立されたことから始まりました。その後、1962年に「在タイ日本国大使館付属日本人小学校」として発展し、1974年には「泰日協会学校」として正式に運営が認可されました。この時期、教育方針が整備され、特定学校としての認定も受けています。

教育方針

泰日協会学校は、特色ある教育を実施しており、小中一貫教育システムを活かした指導が行われています。特に5年生からは専科教員が配置され、各教科の専門的な指導が行われ、6年生からは教科担任制を採用し、スムーズな中学部への移行を図っています。また、タイ語や英会話については母語話者による授業が行われるなど、多様な授業が展開されています。

校訓と施設

校訓は「明るく、仲良く、たくましく」であり、生徒たちはこの理念のもとでさまざまな活動に取り組んでいます。学校の施設は充実しており、校舎や体育館、グラウンド、コンピュータルームなどがあります。また、ITルームも整備されており、情報技術教育にも力を入れています。

学校行事

学校行事には、チャアム臨海学校やチェンマイ修学旅行、交流会があります。これらのイベントでは、生徒同士の交流や異文化理解を深める機会が提供されています。また、中学部では合唱コンクールや運動会が行われ、多くの地域住民が参加する文化的な場でもあります。

進路指導

卒業後の進路も多岐にわたります。小学部からは多くの生徒が日本の中学校へ進学するか、中学部に進むことが一般的です。中学部は、全国の国公立高校や私立高校への進学を目指し、高度な学力を培える環境が整っています。特に、日本からの生徒も多く在籍しており、国際的な視点を持つ人材育成が期待されています。

まとめ

泰日協会学校は、バンコクにおいて日本人の教育ニーズに応える重要な存在です。国際理解教育と母国語教育を融合させることで、学生たちは多様な価値観を持った国際人として成長しています。未来を担う彼らの姿は、教育の力を実感させてくれます。

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