津具八幡宮

津具八幡宮について

津具八幡宮（つぐはちまんぐう）は、愛知県北設楽郡設楽町津具字宮畑にある神社です。旧津具村の中心部に鎮座しており、地域の人々に長年親しまれてきました。この神社は、祭神である品陀和気命（ほむだわけのみこと）を主に祀っています。日本の八幡宮の一つであり、地元の文化や歴史と密接に結びついています。

歴史

津具八幡宮の創建は永禄5年、すなわち1562年と伝えられています。この時期は日本の戦国時代に相当し、地域の人々は神社を通じて神の加護を求めていたことでしょう。1907年には神饌幣帛料供進神社に指定され、より重要な神社として認識されるようになりました。1946年、津具八幡神社から現在の津具八幡宮に改称され、さらなる発展を遂げました。

文化財

津具八幡宮の境内には、特に注目すべき天然記念物があります。それは「津具八幡宮の杉」です。1960年6月2日、愛知県から天然記念物に指定されました。この杉は神木として崇められ、300年以上の樹齢を誇り、根回りは8.25メートルもあります。目通り幹囲は5.65メートル、枝張りは東西15メートル、南北12メートル、高さは40メートルに達します。また、境内にはこの杉以外にも多数の巨樹が存在します。1988年には、環境庁による調査で、この神社内に含まれる8本の巨樹が確認されました。これらの巨樹は、訪れる人々に自然の偉大さを伝え、地元の観光名所ともなっています。

三河地方には他にも有名な杉の巨樹がありますが、その中でも特に知られているのは、豊田市杉本町にある「貞観スギ」です。この巨樹は根回り15メートル、目通り幹囲は12メートル、樹高は45メートルにも及び、国の天然記念物に指定されています。

現地情報

津具八幡宮の所在地は、愛知県北設楽郡設楽町津具字宮畑で、郵便番号は441-2601です。アクセスも便利で、JR飯田線本長篠駅から豊鉄バスに乗り、「田口」経由の「上津具」バス停で下車し、そこから約15分間歩く必要があります。また、周辺には施設も豊富で、津具郵便局や設楽町役場津具総合支所、設楽町立津具小学校、津具金山跡、金龍寺、本常寺、白鳥神社などがあります。

関連リンク

外部リンクとしては、ウィキメディア・コモンズに津具八幡宮に関連する情報が掲載されています。また、津具八幡宮の杉については設楽町観光ナビや奥三河観光ナビでも詳しく紹介されています。

津具八幡宮は、その歴史と豊かな自然が融合した場所であり、多くの人々にとって心の拠り所となっていることでしょう。

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