津山市立大崎小学校

津山市立大崎小学校

岡山県津山市金井に所在する津山市立大崎小学校は、地域社会に根差した公立の小学校です。現在の児童数は約189名で、特別支援学級を含めると全9クラスで構成されています。子どもたちが健やかに成長できる環境を整え、学び舎として重要な役割を担っています。

学校が位置する区域と通学

大崎小学校の主な学区は、特段の事情がない限り、池ヶ原、金井、堂尾、中原、新田、西吉田、福力の各地域にわたります。これらの区域から児童が通学しており、卒業後は学区全域が津山東中学校の学区に含まれるため、同じ地域の子どもたちが引き続き中学校で学ぶことになります。

交通アクセスとしては、JR姫新線の美作大崎駅が最寄りの駅となっており、地域の交通網とも連携しています。

教育の理念

本校では、子どもたちの健やかな成長のために、以下の三つの教育目標を掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。

1. 健康でねばり強い心と体を持つ子どもを育む。
2. 自ら考え、積極的に行動できる主体性のある子どもを育成する。
3. 美しいものに感動し、誰とでも協力し合える豊かな心を培う。

これらの目標に基づき、知・徳・体のバランスの取れた全人的な教育を目指しています。

歴史と沿革

大崎小学校の歴史は古く、その源流は1874年（明治7年）に西吉田の地に「北条県管内第13中学区躬行小学」として設立されたことに遡ります。

その後、学校制度の変遷に伴い、名称や所在地が変更されていきます。

1887年（明治20年）には、「勝南郡第4番学区尋常躬行小学校」と改称されました。
1893年（明治26年）には、「大崎尋常小学校」と名を改めます。
1901年（明治34年）には、現在の校舎所在地へと新築移転が行われ、教育環境が整備されました。
1908年（明治41年）には、高等科が設置され、「大崎尋常高等小学校」となります。
太平洋戦争中の1941年（昭和16年）には、「大崎国民学校」と改称されました。
戦後の学制改革により、1947年（昭和22年）には「勝田郡大崎村立大崎小学校」として新たなスタートを切ります。
* そして、1954年（昭和29年）の津山市への合併に伴い、現在の名称である「津山市立大崎小学校」となりました。以来、地域の中核的な教育機関として歩み続けています。

年間の主な活動

本校では、児童の多様な学びと成長を促すため、年間を通じて様々な学校行事を実施しています。主なものとしては、年度の始まりを告げる入学式や、新入生を歓迎する「一年生と楽しむ会」があります。

学年ごとの特色ある活動も多く、5年生は岡山県南部の渋川方面で海の学習を行い、自然と触れ合いながら学びを深めます。6年生は主に広島・安芸方面への修学旅行で、歴史や文化に触れる貴重な体験をします。また、6年生はキャンプ、5年生はデイキャンプを通じて、自然の中での集団生活や協力する大切さを学びます。

その他にも、児童たちが日頃の学習成果を発表する学習発表会、運動能力を高めクラスで協力し合う運動会、季節を感じながら校外で学ぶ遠足など、年間を通して充実した活動が行われています。

地域との結びつきも深く、毎年旧正月に行われる「福力荒神社大祭」の日は、地域の伝統行事を大切にする観点から、児童は休校となります。

そして、年度の締めくくりには、卒業式が行われ、小学校での学びを終えた子どもたちが新たな一歩を踏み出します。

これらの活動を通して、児童たちは知識や技能だけでなく、豊かな人間性や社会性を育んでいます。

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