津端ありさ

津端ありさのプロフィールとキャリア

津端ありさ（つばた ありさ）は、1993年6月9日生まれの日本の女子プロボクサーであり、看護師としても仕事をしております。彼女は埼玉県狭山市の出身で、看護専門学校を卒業後、西埼玉中央病院に勤務した経歴を持っています。現在はライフサポートクリニックで働きつつ、多寿満ボクシングジムに所属し、元日本ミドル級王者の大和田正春トレーナーの元でトレーニングを重ねています。

来歴

津端は、日本人の父とタヒチ人の母を持ち、2018年にダイエットを目的にボクシングを始めました。その後、2019年に行われた全日本女子選手権では見事に優勝を果たします。2020年3月には東京オリンピックアジア・オセアニア予選に出場したものの、1回戦で敗退。この年は新型コロナウイルスの影響でオリンピックが1年延期となり、彼女にとっては厳しい試練の年となりました。

2021年には、勤務先をライフサポートクリニックに移し、練習時間を確保しましたが、世界最終予選はコロナの影響で中止となりました。しかし、同年7月に開催された東京オリンピックの開会式では、コロナ禍での苦境を象徴する選手としてスポットライトを浴びる機会を得ました。

アマチュアとプロ

津端は2021年のコンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメントで銀メダルを獲得したものの、2022年の世界選手権や2023年のアジア競技大会では思うような結果を残せませんでした。特に2023年2月のアジア競技大会では鬼頭茉衣との対戦で敗北し、パリオリンピックの出場権を逃しました。

一方、プロボクサーへの転向を決意した津端は、2024年4月21日に地元の多寿満ボクシングジムからプロ転向を発表。5月7日に後楽園ホールで行われたC級プロテストに合格した後、同年12月11日にプロデビュー戦を迎え、勝利をおさめました。その後、2025年には2戦目であるスパンニカー・ターンチューム戦でも勝利を収め、現在、プロとしてのキャリアを着実に積んでいるところです。

人物とエピソード

津端は、看護師としてのキャリアを持つプロボクサーであり、アマチュア時代には元女子日本バンタム級王者の谷山佳菜子と親交を深め、共にトレーニングを行っていた事もあります。谷山は2023年に現役を引退したため、津端にとっては先輩でもあり、良き相談相手です。

戦績と受賞歴

彼女のアマチュア戦績は多くの成功に恵まれましたが、プロに転向してからは2戦して2勝の記録を持っています。さらに、2021年度には日本ボクシング連盟から努力賞を受賞するなど、その才能と努力が評価されています。

結論

津端ありさの挑戦は、ボクシング界において興味深い物語を持っています。看護師としての仕事と並行してプロボクサーとしての道を確立させようとしている彼女は、今後も注目に値する存在です。さらに成長し、成功を収めるための彼女の努力は、多くの若いアスリートたちにとって励みとなることでしょう。

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