派手〜ずナイト

派手〜ずナイト：北海道が生んだ伝説の深夜バラエティ

「派手〜ずナイト」は、1984年11月3日から1985年12月28日まで、北海道テレビ放送（HTB）で毎週土曜日の深夜に放送されていた深夜バラエティ番組です。当時、数々の人気深夜番組を制作しているHTB初の深夜番組として誕生しました。

番組概要

司会を務めたのは、自由奔放なキャラクターで人気を博した高田純次。彼を筆頭に、泉谷しげる、景山民夫、井筒和幸、栗田貫一、高田文夫、三遊亭小遊三など、各界の著名人が多数出演し、HTBのスタジオから生放送でお届けしていました。

番組の内容は、今では考えられないような過激な企画が満載でした。「テレビの前でパンツを見せたら海外旅行をプレゼント」といった大胆な企画や、「ラブホテルにアポなしで電話をかけ、客に様々なことを聞く」といった際どい企画は、視聴者からのクレームが殺到したという逸話も残っています。しかし、その過激さこそが「派手〜ずナイト」の魅力であり、北海道にとんでもない番組があるという噂は瞬く間に東京へと広まりました。

当時人気絶頂だったタレントたちも、ノーギャラにもかかわらずゲストとして出演を熱望したほどです。番組の勢いは凄まじく、深夜の北海道を大いに盛り上げました。

番組が生んだスターたち

アシスタントを務めた古村比呂は、「派手〜ずナイト」での出演がきっかけで景山民夫と知り合い、その後上京して女優として全国的な知名度を獲得しました。また、チーフディレクターの林亮一は、この番組を足がかりに「週刊Nanだ!Canだ!」「ドラバラ鈴井の巣」「おにぎりあたためますか」など数々の人気番組を手がけ、HTBの編成局長や取締役を歴任するなど、HTBを代表する人物へと成長しました。

主な出演者

高田純次（司会）
泉谷しげる
景山民夫
井筒和幸
栗田貫一
高田文夫
三遊亭小遊三
古村比呂（アシスタント）
中村京子
アントニオ猪木（ゲスト出演）

スタッフ

構成: 源高志
チーフディレクター: 林亮一

「派手〜ずナイト」は、その過激さゆえに賛否両論を呼びましたが、北海道のテレビ史にその名を刻む伝説的な番組であることは間違いありません。深夜番組の可能性を追求し、多くのスターを輩出した「派手〜ずナイト」は、今もなお語り継がれています。

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