流通経済大学サッカー部

流通経済大学サッカー部の概要

流通経済大学サッカー部（Ryutsu Keizai University Football Club）は、茨城県龍ケ崎市に位置する流通経済大学のサッカー部です。正式名称は「流通経済大学体育局サッカー部」であり、通称「流経大サッカー部」として親しまれています。このチームは、大学リーグに参加する一方で、社会人リーグやサテライトチームも運営し、広範なサッカー活動を行っています。

歴史

流通経済大学サッカー部は1965年に創設され、初めは茨城県大学サッカーリーグに加盟して活動を開始しました。創設から長い間低迷が続きましたが、1997年に茨城県リーグで初優勝を果たし、チームの再建が始まりました。元水戸ホーリーホック監督の中野雄二が2000年にチームに加わり、以降は多くの成績を収めています。

2001年には茨城県サッカー選手権大会で初優勝し、その結果、天皇杯全日本サッカー選手権大会にも初出場を果たし、阪南大学を相手に初勝利を収めました。以降も2002年に関東大学リーグ2部へ昇格し、関東大学選手権や総理大臣杯でも好成績を収めました。特に2004年11月には全国地域リーグ決勝大会に出場し、準優勝に輝くなど、その実力を示しました。

その後、2006年には関東大学リーグ戦1部で初優勝を達成し、様々な大会での優勝も重ねていきます。2014年には全日本大学サッカー選手権大会で初めての優勝を果たし、さらに同年は総理大臣杯も制覇し、堂々たる2冠を達成しました。2015年には第95回天皇杯でJ2の栃木SCに勝利するなど、強豪チームと戦う姿勢を見せました。

流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎

流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎は、流通経済大学サッカー部の社会人登録チームです。2001年に設立され、当初は「竜ヶ崎FC」と名乗っていましたが、2003年に「クラブ・ドラゴンズ」と改称。その後、2015年から現名称に変更されました。

ドラゴンズは2008年より関東リーグ1部に昇格し、時に厳しい結果に直面しながらも、数々の大会での成功を収めています。特に2016年には日本フットボールリーグ（JFL）でのファーストステージで優勝し、チャンピオンシップでの戦いを通じてその存在感を示しました。2018年の天皇杯では初となる本選出場を果たし、その後の戦績も続いています。

流通経済大学FC

流通経済大学FCはサッカー部のサテライトチームとして2005年に設立されました。このチームは大学チームの選手たちに、JFL参戦の機会を提供することを目的としています。初めは一部学生選手が二重登録されていましたが、2010年からはサテライトチームとして独立し、他大学の選手やプロ選手も受け入れる方針が取られました。

活動拠点

流通経済大学サッカー部は龍ケ崎キャンパス内に拠点を置き、最新の人工芝グラウンドと観客用スタンド、夜間照明などの施設が整っています。これにより、公式戦や練習を行うための十分な環境が提供されています。また、学生選手の育成プログラムにも力を入れており、幅広い年代のチームが活動しています。

このように、流通経済大学サッカー部は大学サッカーの領域を超えて、地域や社会に貢献するチームとしての地位を築いています。

もう一度検索