浅田肇

浅田 肇（あさだ はじめ）

人物概要

浅田 肇（あさだ はじめ）氏は、1930年（昭和5年）9月21日に北海道岩見沢市で誕生しました。日本の野球界において、投手としてプロフェッショナルとして活躍した経験を持つ人物です。彼の野球キャリアは、学生野球からプロ野球、そして社会人野球という複数の段階を経て形成されました。

経歴詳細

アマチュア時代

浅田氏の野球人生は、まず出身地である北海道から始まりました。地元の強豪校として知られる北海高校で野球に打ち込み、投手としての基礎を固めます。高校卒業後、更なる高みを目指し、東京にある名門・立教大学へ進学しました。立教大学でも野球部に所属し、技術向上に励んでいましたが、大学での学業を終える前に、1951年（昭和26年）に大学を中途退学するという道を選びました。これは、早期にプロ野球の世界へ挑戦するための決断でした。

プロ野球界での活動

立教大学を離れた浅田氏が次に進んだのは、当時の日本プロ野球・セントラル・リーグに属していた国鉄スワローズでした。1951年シーズンから、彼はプロ野球選手としての第一歩を踏み出します。国鉄スワローズは、現在の東京ヤクルトスワローズの源流にあたる球団で、浅田氏はその創成期の一員となりました。

投手として入団した浅田氏は、プロ野球でのキャリアをスタートさせます。プロ入り初年度の1951年には、背番号「37」を着用してプレーしました。翌1952年（昭和27年）からは背番号を「12」に変更し、チームに貢献しました。国鉄スワローズには1953年（昭和28年）シーズンまで、合計3シーズンにわたり在籍しました。1953年シーズン終了後、浅田氏は国鉄スワローズを退団し、プロ野球界での活動に区切りをつけました。

社会人野球での活躍

プロ野球界から退いた後も、浅田氏の野球に対する情熱は衰えることなく、社会人野球の世界で競技を継続しました。彼が所属したのは、電電北海道というチームです。電電北海道は、当時の日本電信電話公社の関連企業が運営する社会人野球チームであり、北海道地区の有力チームの一つでした。

浅田氏は、電電北海道で1956年（昭和31年）から1962年（昭和37年）までの間、投手としてチームを支えました。プロ野球でのキャリアは3年間でしたが、社会人野球ではそれよりも長い7年間にわたり現役生活を送り、野球人としての歩みを続けました。この社会人野球での経験も、浅田氏の野球キャリアを語る上で重要な一章となっています。

所属チームと背番号

浅田肇氏が所属した主なチームと、プロ野球時代の背番号は以下の通りです。

アマチュア: 北海高校、立教大学（中退）
プロ野球: 国鉄スワローズ（1951年 - 1953年）
背番号 37（1951年）
背番号 12（1952年 - 1953年）
社会人野球: 電電北海道（1956年 - 1962年）

関連事項

浅田 肇氏に関する関連事項としては、以下が挙げられます。

北海道出身の人物（岩見沢市出身）
立教大学にゆかりのある人物
東京ヤクルトスワローズ（前身の国鉄スワローズを含む）に所属した選手

浅田氏の野球人生は、故郷北海道での学生時代、東京での大学・プロ野球経験、そして再び北海道での社会人野球という、多岐にわたる舞台で展開されました。プロとして短いながらも経験を積み、その後は社会人野球で長く活躍した投手として、そのキャリアが記憶されています。

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