浅草キッドのオールナイトニッポン

浅草キッドのオールナイトニッポン

浅草キッドのオールナイトニッポン（以下、浅草キッドANN）は、1991年10月から1992年3月の間、毎週月曜日の深夜に放送されたニッポン放送の人気ラジオ番組です。この番組は、浅草キッドの二人がパーソナリティを務め、プロレスや風俗、さらには内輪話など多彩なテーマを扱いました。その内容は、彼らの独特なキャラクターを前面に押し出し、多くのリスナーを楽しませました。

番組の構成は、フリートークが多くを占め、視聴者からのハガキが作られた面白いコーナーも数多く存在しました。エンディングテーマとしては「ビタースウィートサンバ」が使用されており、オープニングでも同じ曲が流れていました。しかし、他のコーナーではアントニオ古賀の「クスリ･ルンバ」など、独自の楽曲が流れる場面もありました。特に、フィラー音楽として流されるプロレス関連の曲が一層番組の雰囲気を盛り上げました。

主なコーナー

世紀末の三波伸介　びっくりしたなぁ～もう

このコーナーでは、リスナーやハガキ職人が、社会的な話題やスキャンダルからインスピレーションを受け、そのネタを投稿しました。番組が終了した後も、このコーナーのスタイルは別の番組へと引き継がれ、今でもその影響が見られます。

芸能界噂の人名事典

このコーナーは、芸能人や有名人に関する噂を紹介するもので、視聴者の興味を引くユニークなプロットが盛り込まれました。

よくばりカレンダー

二ヶ月ごとに有名人の興味深いカレンダー案を投稿するコーナーで、視聴者の創造力が試されました。

右手バカ一代

このコーナーは「空手バカ一代」のパロディで、特異なオナニーの方法を募集したもので、ちょっとしたユーモアが満載でした。

ラジオブックメーカー

内輪的な話題を賭けの対象にしたこのコーナーは、時に意外性があり、大いに笑わせてくれました。

燃えろ!紙のプロレス

プロレス関連のネタを扱うこのコーナーは、特にプロレスファンから支持されました。

キング・オブ・コメディ

無名の芸人のネタを紹介し、後のスター誕生を予感させる内容でした。

ドクターおそ松

発明品のアイデアを募るこのコーナーは、リスナーの発想の豊かさを引き出しました。

10年ひと昔

有名人になりきり、彼らの10年後の姿を描くユニークなコーナーです。

林家ブー

この番組独特のキャラクターである林家ブーが、いきなり電話で乱入したり、曲を遮る電波ジャックを行ったりして放送を盛り上げました。ブーというキャラクターは、多くのリスナーに印象を残し、しばしば話題に上る存在となりました。

終わりに

浅草キッドのオールナイトニッポンは、ユーモアと個性に満ちたトーク、リスナー参加型のコーナー構成が特徴で、聴く人を引き込む魅力がありました。地上波終了後も、彼らの影響はラジオに根付いています。

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