浜松救難隊

浜松救難隊について

浜松救難隊（はままつきゅうなんたい、英称: Hamamatsu Air Rescue Squadron）は、航空自衛隊の重要な航空救難部隊で、静岡県の浜松基地に位置しています。この部隊は、捜索救難機としてU-125A、その他に救難ヘリコプターのUH-60Jを運用しており、地域住民の安全を守るために日々活動しています。

歴史

浜松救難隊の歴史は1959年にさかのぼります。当初は小牧基地で編成された小牧救難分遣隊として設立され、1961年には小牧救難隊に改編されました。その後、1971年に浜松基地に移り、浜松救難隊として新たに編成されました。部隊のマークは、富士山を象徴としたデザインが用いられています。

事故と捜索活動

2017年10月17日、浜松救難隊所属のUH-60J（58-4596号機）が飛行訓練中に墜落するという悲劇が発生しました。この事故は、近代化型のUH-60Jとしては初めての墜落事故となり、チームの士気に大きな影響を与えました。

事故当日は、UH-60Jは浜松基地を約17時51分に離陸し、約6分後の17時57分には最終交信を行った後、レーダー上から姿を消しました。その後、UH-60Jの捜索が開始され、事故機の部品や乗員の所持品が海域で発見されました。

捜索活動は長期間にわたり、11月26日には墜落した機体の一部が回収され、飛行データレコーダーが発見されました。その後、無人探査機による捜索で、海底に埋まっていた乗員の遺体が収容され、一命を惜しむ結果となりました。最終的には、4名の内3名が発見され、1名は行方不明のまま捜索は終了したのです。

浜松救難隊の部隊編成

浜松救難隊は幾つかの部隊から構成されています。具体的には、隊本部とその下に総括班、飛行班、整備小隊が設置されています。これにより、迅速かつ効率的な救助活動を実施できる体制が整えられています。

現在の活動

浜松救難隊は、さまざまな緊急事態に対応すべく訓練を続けており、救難活動はもちろんのこと、自然災害に対する派遣も行っています。救難隊員たちは、高度な技能を持ち、訓練を積んでいるため、万が一の事態にも迅速に対応できる体制が整っています。

浜松救難隊の存在は、地域住民の安心と安全に寄与しており、これからもその活動が続けられることでしょう。

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