浜松日体中学校・高等学校

浜松日体中学校・高等学校（はままつにったいちゅうがっこう・こうとうがっこう）は静岡県浜松市中央区半田山三丁目に位置する私立の教育機関であり、併設型の中高一貫校です。学校の設立母体は日本体育大学で、1963年 4月に浜松日体高等学校が開校しました。その後、1981年 4月には理数コースが新設され、2002年 4月には浜松日体中学校が開校されたことにより、中高一貫のカリキュラムが確立されました。現在では高等学校に特別選抜、選抜、文理、一貫コースが設置されています。

学校行事

学校は年間を通じて様々な行事を行っています。具体的には以下のようなイベントがあります：

- 強歩大会（4月）：体力と団結を高めるイベントです。
- 日体祭（文化祭、6月）：生徒たちによる作品展示やパフォーマンスを行う文化的行事です。
- 球技大会（7月、1,2年生12月）：各種球技が行われ、競技を通じて交流が深まります。
- 体育祭（10月）：生徒の競技力を競い合う、熱い戦いが繰り広げられます。
- 修学旅行（高校2年生、10月）：生徒たちが学校外での貴重な体験をする機会です。
- 語学研修（中学3年生、11月にオーストラリア）：実践的な語学力を培う国際的な体験です。
- 遠足（1年生と3年生、10月）：校外での楽しい学びの時間です。
- マラソン大会（1,2年生、1月）：健康促進と競争心を育むイベントです。

また、宿泊研修は中学生に対して年2回行っており、高校生については2016年から廃止されています。なお、2020年以降は新型コロナウイルスの影響でいくつかの行事が中止されています。

進路

卒業生の大半は大学に進学しており、高等教育機関での学びへと進むことが期待されています。（2023年5月の情報による）

交通手段

学校へのアクセスには遠鉄バス利用が便利です。浜松駅バスターミナル13番ポールから「山の手医大線」または小松駅から「浜北医大三方原聖隷線」のバスに乗車し、「日体高前」バス停で下車できます。また、スクールバスも運行されており、学生の通学をサポートしています。

系列校

浜松日体中学校・高等学校は、以下の系列校を持っています：

- 日本体育大学
- 日本体育大学荏原高等学校
- 日本体育大学医療専門学校
- 日本体育大学柏高等学校
- 日本体育大学桜華中学校・高等学校
- 日体幼稚園
- 日本体育大学附属高等支援学校

不祥事

残念なことに、本校には不祥事がいくつか報告されています。特に2013年9月には、男子バレーボール部の顧問による体罰がインターネット上で問題視され、大きな社会的反響を呼び起こしました。この顧問は、部員に対して何度も暴力を振るう行動が目撃され、その映像がYouTubeに転載されるという事態になりました。件の顧問は「気合を入れるためだった」と弁明しましたが、学校側はその行為を体罰として認識し謝罪しました。学校の管理職も、当初「日常的ではない」と主張していたものの、その後の調査により、体罰が常態化していたことが徐々に明らかになりました。結果として、教員は諭旨免職となり、問題の深刻さが認識されることとなりました。

教員の行動

不祥事の中には、教員による部活動内での暴力行為、適切な指導方法の不在、そして教員同士の連携不足が指摘されています。一連の事件は、学校が生徒の権利を守るための環境整備を急務としていることを浮き彫りにしました。

出身者

本校の卒業生には多岐にわたる分野で活躍する人物がいます。例えば、プロ野球選手の皆川康夫や陸上競技選手の池田向希などが挙げられます。芸能界でも俳優や音楽ユニットのメンバーが名を連ねています。

浜松日体中学校・高等学校は、教育の質を高め成長を促す環境を整えつつ、生徒一人ひとりの未来への可能性を引き出すために努めています。

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