浦口雅広

浦口 雅広 - 元社会人野球選手

基本情報

• - 名前: 浦口 雅広（うらぐち まさひろ）
• - 生年月日: 1973年5月21日
• - 出身地: 兵庫県姫路市
• - ポジション: 内野手（主に遊撃手）
• - 投打: 右投右打

来歴・人物

浦口雅広は高校時代から注目の選手でした。1991年、彼が3年生の時にオリックス・ブレーブスと阪神タイガースからドラフト指名の意向が伝えられました。特に、オリックスの監督である上田利治が直接訪問するほどの期待を寄せられましたが、浦口は大学進学を決意し、関西大学にスポーツ推薦で入学しました。

大学時代

関西大学では、浦口は1年目から遊撃手としてレギュラーに定着し、以後4年間にわたって全試合フルイニング出場を果たしました。彼の大学成績は、関西学生野球リーグにおいて95試合に出場し、340打数99安打、打率.291、4本塁打、42打点という内容です。また、彼は全8シーズン中に3度のベストナインに選ばれるなどの輝かしい業績を残しました。特に4年の秋、関学の試合で通算97安打を記録した際には、さらなる活躍として逆転本塁打を放ち、チームの勝利に貢献しました。

1995年には第24回日米大学野球選手権大会のオールジャパンメンバーに選出され、米国に遠征。これにより、彼の野球経歴は更なる広がりを見せることとなりました。

社会人野球

大学を卒業後、浦口は1996年に大阪ガスに入社し、社会人野球を続けました。最初の2年間は主にセカンドを守り、その後は遊撃手にポジションを移します。彼は都市対抗野球に7年連続で出場し、その実績を積み重ねていきました。しかし、2002年秋には退部を決意し、次のステージに向かうことになります。

イタリアでのプレー

社会人野球から離れた浦口は、2004年に休職制度を利用してイタリアに渡り、セリエA2のレッジョ・エミリアに入団しました。また、同年にはアテネオリンピックの日本代表チームの合宿にイタリア語通訳として参加しました。2年間のイタリアでの活動の後、浦口は2005年限りでチームを退団し、現役を引退しました。

引退後の活動

帰国後は再び社業に従事することになりますが、浦口は引退後も野球界に関わりを持っていました。特に、イタリア野球セリエA時代の友人と交流をもち、彼らを日本の野球チームに売り込むなどして、国際的なネットワークを広げていきました。例えば、2012年には、家族ぐるみで親交のあった選手をオリックス・バファローズに紹介し、入団させることに成功しました。

浦口雅広は、その選手としてのキャリアだけでなく、引退後も野球界に貢献し続けている人物です。

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