浦川道太郎

浦川 道太郎について

プロフィール

浦川 道太郎（うらかわ みちたろう、1946年3月生）は、日本の法学者および弁護士であり、専門分野は民法です。彼は早稲田大学法学学術院で名誉教授を務めており、早稲田大学リーガル・クリニックに所属する弁護士でもあります。また、彼は司法試験の第二次考査委員を務めた経歴も有しています。

学歴と経歴

浦川道太郎は東京都立新宿高等学校を卒業後、1969年に早稲田大学第一法学部を卒業しました。1975年には早稲田大学大学院法学研究科（民事法学）に進み、単位を取得した後に満期退学しました。彼のキャリアの中では、2001年から2006年までの間、司法試験の第二次試験考査委員を担当し、その後は2004年から2016年まで早稲田大学大学院法務研究科の教授として教育を行いました。2005年には弁護士登録をし、2016年に早稲田大学名誉教授となりました。

彼の経歴の中で特筆すべきは、篠塚昭次を師としており、同門には早稲田大学の総長を経た鎌田薫や内田勝一などがいます。彼の最終講義のタイトルは「早稲田大学と私の半世紀」であり、長年にわたる学びと教育の成果を振り返る内容となっています。

政府審議会および委員歴

浦川道太郎はさまざまな政府の審議会や委員会においても活躍してきました。国民生活審議会では臨時委員および委員を務め、また中央公害対策審議会や運輸技術審議会、住宅宅地審議会、公衆衛生審議会など、多くの専門委員としても活動しています。1992年から1994年にかけては不動産鑑定士試験の試験委員を、1995年から1997年には公認会計士試験の試験委員を経験しています。

各種団体での活動

彼は学外の各種団体でも活発に活動しています。公的団体や財団において多くの常任委員や評議員を務めており、特に自動車保険料率算定会や交通事故紛争処理センターの理事としても名を知られています。さらに、2014年6月から2022年まで損害保険料率算出機構の理事長を務めるなど、幅広い分野にわたって法律を専門とした活動を展開しています。

受賞歴と研究テーマ

浦川道太郎はカンボジア王国から友好勲章を受章したこともあり、国際的な活動の評価がされています。研究テーマとしては、危険責任や消費者保護に関する比較法的な研究、生命倫理に対する法律の影響など、多岐にわたる分野で研究を行っています。

著作および所属学会

著書に『民法キーワード』や『製造物責任制度』などがあります。日本私法学会、比較法学会、日本交通法学会をはじめとする国内の多くの学会に所属し、理事を務めている団体も多いです。特に日本土地法学会の理事長代行や日本賠償科学会の理事としても活躍しています。

結論

浦川道太郎は、日本の法学界において重要な役割を果たしてきた学者であり、彼の広範な知識と経験は、多くの学生や法律実務家にとって貴重な資源となっています。

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